キュウリ栽培日記

2002年8月21日 晴れ

病害虫防除

キュウリを病害虫から守る方策を様々に施します。

 福地農園のキュウリは「おいしいキュウリ」ブランドで販売していますので、農薬の散布は通常の半分ほどに制限されています。そのため農薬をなるべく使わないような対策をいくつかしています。

 この時期に発生して被害を及ぼす害虫といえば「オンシツコナジラミ」と「ヨトウムシ」です。まずオンシツコナジラミの密度を減らすため、粘着板をビニールハウス内にぶら下げます。

 粘着板は発生をいち早く知るためのレーダー的役割もあります。

 ヨトウムシは、幼虫がキュウリの生長点を食べてしまうのですが、これはフェロモントラップを仕掛けて対策します。

 トラップ箱の中に入れられたフェロモン剤に成虫の雄が引き寄せられ、1度中に入ると外に出られなくなるという仕掛けです。こうしてヨトウムシの密度を減らします。

 それでも最終的には農薬を散布します。今日はうどんこ病に対してジーファイン水和剤とハッパ乳剤、害虫にたいしてアファーム乳剤を散布しました。

 ジーファインは炭酸水素ナトリウム(=食品添加物)と硫酸銅の混合剤で、毒性の低い薬剤です。ハッパ乳剤に至っては菜種油そのものです。

 薬剤の散布は電気式の動噴で行います。

 各通路に入っていき、薬液が均等にまんべんなくかかるように、散布ノズルを上下に動かします。


      

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