2004/11/7

今年の稲刈り総括


 9月下旬から10月前半にかけて長雨が続き、田んぼが水浸しでなかなか稲刈り作業が進みませんでしたが、10月27日に隣の館林市に稲刈りの請負に行き、ようやく今年のすべての稲刈りが終了いたしました。

 今年は6月から高温が続き、そのため出穂も早く、「コシヒカリ」などは9月10日に稲刈りを迎えました。最高気温が36℃くらいの日が何日もありましたが、40℃を超えるような異常高温の日はなく、高温障害による乳白米の混入も少なくて済みました。また台風がいくつも本土に上陸しましたが、幸いなことにどの台風のコースも板倉町をはずれ、倒伏等の被害はあまりみられませんでした。よって「コシヒカリ」の反収は平年並みの7俵強となりました。

 9月14日の「天のみどり」の稲刈りまでは順調に進みましたが、その後は長雨が続いて、稲刈りができませんでした。よって、9月下旬に予定していた「あさひの夢」の稲刈りが10月1日からになってしまい、その後も飛び飛びでしか作業が進みませんでした。しかし今年の「あさひの夢」は収量が9俵/反を超える田んぼもあり、乳白米・屑米とも少なく、これまでより品質が高かったです。

 10月16〜18日は「月の光」の稲刈りを行いましたが、やはりこの「月の光」が最も高温に弱いようで、乳白米が他品種より多かったようです。収量も8俵/反と「あさひの夢」に比べてあまり振るいませんでした。

 10月22日に晩生の「ヒノヒカリ」を稲刈りし、これは契約栽培なので、籾をJA群馬板倉のカントリーエレベーターに運び込みました。なので、正確な収量・品質はまだわかりません。昨年よりは出来が良かったと思いますが・・・。

 最後に10月23日、「ゴロピカリ」を稲刈りしました。長雨が祟ったのか反収は平年より半俵少ない、7俵半くらいでした。

 今年の米の価格は、昨年が冷夏で高騰しましたので、昨年に比べると大幅に下がりました。しかし昨年を除けば、平年並みといったところでしょうか。ここにきて、台風や地震の影響で作況指数が100を割ったこともあり、緩やかではありますが上昇傾向にあるようです。早く売らずに持っとけば良かった・・・かな?。

 話は変わりますが、新潟中越地震の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。福地農園でも売り上げの一部を義援金として送らせていただきます。余震が治まり、1日も早い復興をお祈りしております。

ゴロピカリ稲刈り中

収穫されたお米

 

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