2003/9/5

抑制キュウリの収穫始まる!


 9月5日、抑制作型(播種日:7月23日、定植日:8月10日)のキュウリがついに初収穫に至りました。といっても、今日穫れたのはまだ100本程度でしたが・・・。品種は、穂木が久留米原種育成会の「アルファー節成」、台木が久留米原種育成会の「雲竜1号改良R型」です。

 今年の8月は冷夏で日照時間が短く、主枝がヒョロヒョロにならないように、毎年設置している遮光ネットをかけず、さらに灌水も抑えるように気をつけました。病害虫では、本葉第1葉からべと病が発生し、第3〜4葉で発生がピークとなってしまいました(→農薬で何とか抑えこみました)。ヨトウムシ等の害虫は今のところ少なく、媒介昆虫が少ないせいかウイルスによるモザイク病の発生も見られません(急性萎凋症は数株ありました)。

 この作型から、これまでの群馬板倉農協の「おいしいキュウリ」ブランドが、「ともだちキュウリ」と「かおりちゃん」という2つのブランド部会と合併し、新たなブランドキュウリに生まれ変わることとなりました(ネーミングは現在検討中)。有機肥料主体の施肥体系、農薬散布回数の制限(促成作型は20回以内、抑制作型は12回以内)というこだわりポイントはこれまで通りで、品種選択の幅が広くなります。これは、農協サイドの意向で少しでも有利に販売できるようにするための手段です。福地農園の栽培スタンスは特に変わりませんので、ご安心ください。

 福地Web農園における通信販売については、果実がもう少し細くなって、AM規格からAS規格に移行する頃に始めたいと考えております。是非、すぐにでも初物キュウリを召し上がっていただきたいのですが、いましばらくお待ちください。 

  

 

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