2002/10/31

稲刈りの総括


 10月31日、購入予約されていた「みつひかり2003」を発送し、これで今年の稲作も一段落つきました。

 今年の稲作は結論から言ってしまえば、「不作」の年でした。早生である‘コシヒカリ’、前半の‘朝の光’くらいまでは収量・品質とも昨年並みだったのですが、その後の‘あさひの夢’、‘月の光’、‘ゴロピカリ’、‘みつひかり2003’では反当り2〜3俵近く減収してしまいました。品質も農協の検査で2等もしくは3等でした(‘みつひかり2003’は農協に出荷していないので除く)。

 不作の原因は、8月下旬晩生の品種がちょうど開花期にあったとき、東北沖に台風が3日間ほど停滞し、強い西風が吹き続けたことにより障害を受けたとされています。しかし不作だったのは板倉町でも福地農園がある北地区だけで、田植えが1ヶ月早い南地区はもちろん、ほぼ同時期に田植えした西地区でも平年並みの収量があったそうです。

 とにかく籾すりをしていると、商品としてのサイズにあるお米の他に、ばんばん小米が出てきました。普通は選別器で篩にかけられて出てくるのは未成熟米といって、まだ小さい青いお米なのですが、この小米は生長途上で停まってしまった白濁色のお米でした(=白死米)。‘コシヒカリ’、‘朝の光’、‘ゴロピカリ’以外のお米ではこれが通常の何倍もあり、これらが順調に生育していれば平年並みの収量になる計算でした。

 今年の不作を踏まえ、来年は田植え時期を早めるなどの対策を考えなくてはなりません。困った、困った。

収穫されたお米

 

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