2002/5/6

田植えが始まりました


 5月6日、ハイブリッドライスである「みつひかり2003」の田植えをしました。ハイブリッドライスについてはこれまでもちょくちょく説明してきましたが、もう一度簡単にまとめると、以下のようです。

  • 三井化学により2つの品種を交配して育成された雑種第1代品種(F1)であり、両親の特性を遙かに越えた能力を示す。→ただし籾種は毎年購入しなければならない。その籾種の価格は他品種よりかなり高め。
  • 熟期は極晩生で、草姿は長く直立型。1穂の籾数は一般品種の2〜3倍あり、収量はその生産地の一般品種平均収量に対し、3〜5割の増収効果が見込まれる(福地農園の実績では、一般品種が約8.5俵/反に対し、「みつひかり2003」は11.8俵/反)。
  • 米の形は一般品種に比べて細長い。味は「みつひかり2005」でコシヒカリ並みとうたわれているが、私は食べたことがないので何とも言えない。「みつひかり2003」は一般品種並み。
  •  今年の福地農園の米作付計画では、みつひかり2003を昨年の3.3反から一挙に9.5反に増反しました。その他の品種の現時点での計画では、以下のようです。

    品種

    作付け面積(反)

    コシヒカリ

     5.3

    あさひの夢

    12.2

    朝の光

    14.8

    月の光

     8.7

    ゴロピカリ

     6.0

    みつひかり2003

     9.5

     今年から「あさひの夢」という品種を新たに生産しますが、この品種は昨年この辺の生産地ではこれだけが高温障害による被害が少なく、等級の高い米ができたので福地農園でも導入いたしました。

     コシヒカリも縁故販売とこの福地Web農園の通信販売で完売できたので、今年はさらに2反増やし、5.3反とします。通信販売の予約の開始は7月か8月を予定しております。どうぞ稲作日記2002をご覧になりながら、もうしばらくお待ちください。


    田植えした田んぼ

     

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