2001/3/14

茶平箱から白平箱へ


 茶から白といってもチョコレートの話でもホワイトデーにかけたわけでもありません。福地農園では、3月14日をもってこれまでの出荷の主力規格だった茶平箱を止めて、白平箱に変更することになりました。

 両方の箱とも、1箱50本の定数詰めで、長さは21〜24cmというのは共通ですが、茶平箱が曲がりを1.5cmまで認めているのに対し、白平箱は曲がり無し(といっても1cmくらいは曲がってるものもありますが・・・・)ということになっています。販売単価は当然、白平箱の方が5〜10%ほど高値です。

 平箱が登場した当初は、レギュラー箱(ASやBSなどの普通の5kg箱)でいつも格付の高い(=厳格に選別している)農家限定で付加価値をつけるための白平箱、規格の簡素化を目指した茶平箱、というように「すみわけ」ができていたのですが、産地間の競争が激しくなり、茶平箱の内容は「曲がりはダメ」「太いのはダメ」という風に徐々に白平箱に近づいていき、今では実際にはその差はほぼ無くなってしまいました。それにともない平箱の種類を選択するのも農家の自由になり、今回の変更と相成りました。

 群馬板倉農協では、白平箱・茶平箱の他にも、品種や肥料、農薬などを限定して、さらに付加価値を高めたブランド平箱が数種類存在します(ともだちキュウリ、ブルームキュウリ、おいしいキュウリ、かおりちゃん等)。生鮮野菜の輸入増大が懸念される昨今、日本の農家が生き残るためにはこのような高品質生産も視野に入れていく必要があるのかもしれません。

茶平箱

茶から白へ

白平箱

 

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