MP866UAV拡張記

 ここではiiyama MP866UAVにおいて、私が実際に行った拡張の記録を紹介します。

 私は高い専門知識があるわけではないので危険度の高い改造等はあまり行っていません。ただし、「My PC」のページで紹介する中には一部メーカーの保証外の改造行為等も含まれておりますので、如何なる拡張作業も必ず自己責任で行って下さい。もし、あなたがこのページを参考に改造行為をし、PCや周辺機器が故障しても、当方では一切の責任を負いません。


  • MP866UAV購入時と現在の仕様
  • プリンターの買い換え
  • PC−9821V12からの環境移行
  • 家庭内LANの構築
  • フレッツADSLへの変更
  • メモリの増設
  • ハードディスクの換装その1
  • コンボ→DVDハイパーマルチドライブ
  • ハードディスクの換装その2

  • MP866UAV購入時と現在の仕様

  • 製品名  MP866UAV
  • メーカー  iiyama(飯山電機)
  • 購入日  2001年6月16日
  • 購入価格  ¥128,000
  • 購入店  コジマ電機
  • 製品仕様
  •  

    購入時

    現在

    CPU

    PentiumIII 866MHz

    PentiumIII 866MHz

    チップセット

    VIA Apollo Pro 133A

    VIA Apollo Pro 133A

    BIOS

    AMI BIOS

    AMI BIOS

    セカンドキャッシュメモリ

    256KB

    256KB

    メモリ

    128MB

    256MB

    グラフィックボード

    All-in-Wonder 128 Pro

    All-in-Wonder 128 Pro

    フロッピーディスク

    3.5インチ(2モード)

    3.5インチ(2モード)

    ハードディスク

    80GB

    120GB+80GB

    CD/DVDドライブ

    CD-ROM読み込み4倍速
    CD-R書き込み6倍速
    CD-RW書き込み4倍速
    DVD-ROM読み込み4倍速

    CD-ROM読み込み40倍速
    CD-R書き込み40倍速
    CD-RW書き込み24倍速
    DVD-ROM読み込み1層16倍速
                2層 8倍速
    DVD-R書き込み1層16倍速
              2層 4倍速
    DVD+R書き込み1層16倍速
              2層 4倍速
    DVD-RW書き込み6倍速
    DVD-RAM書き込み5倍速

    サウンド

    Sound Blaster PCI128

    Sound Blaster PCI128

    モデム

    V.90/K56flex 56Kbps

    使用していません

    LAN

    10/100Base-TX

    10/100Base-TX

    オペレーティングシステム

    Windows Me

    Windows Me

    Webブラウザ

    Internet Explorer 5.01

    Internet Explorer 6 SP1

    ディスプレイ

    17" 0.26mm フラットスクエア

    17" 0.26mm フラットスクエア

    AGPバススロット

    1(空き:0)

    1(空き:0)

    PCIバススロット

    2(空き:0)

    2(空き:0)

    PCI/AMRバススロット

    1(空き:0)

    1(空き:0)

     

  • コメント
  •  このMP866UAVはそもそも2001年6月に弟と一緒に父にプレゼントしたPCでしたが、プレゼントした3ヶ月後に手を怪我してしまい、その後何となく遠ざかって机上のオブジェと化していたのを2002年の年末に譲って貰ったものです。放流したサケの稚魚が生まれ故郷の河に遡上してきたようでもあります(ちょっと違うか・・・)。
     この機種は2000年11月に発売されたもので、購入当時はコジマ電機で型落ち商品として安売りされていたものです。iiyamaはPCメーカーとしてはあまりメジャーではありませんが、このPCはコストパフォーマンスにおいては十分満足できる内容でした。型番に「AV」とついているように、IEEE1394端子が装備されていたり、TVチューナーがグラフィックボードにオンボードされていたり、ビデオ編集やサウンド編集用のソフトがバウンドされていたり、ハードディスクが当時としては大容量の80GBを実装していたりと、AV(オーディオビジュアル)関係に活用が拡がる作りになっております。


    プリンターの買い換え

  • 製品名  PM−870C
  • メーカー  EPSON
  • 購入日  2002年12月15日
  • 購入価格  ¥12,800(消費税別、送料無料)
  • 購入店  ナニワ電機(通販)
  • 製品仕様
  • 解像度

    2880×720dpi 1440×720dpi 720×720dpi 
    360×720dpi 360×360dpi

    ノズル配列

    48ノズル

    カラー

    240ノズル(各48ノズル×5色)

    必要マージン

    L判/2L判/ハガキ/A4:上下左右マージン0mm(四辺フチなし)
    その他のサイズ:上下左右マージン3mm以上

    インターフェイス

    IEEE1284準拠双方向パラレルインターフェイス
    USBインターフェイス

    紙送り方式

    フリクションフィード方式ASF付

    給紙容量

    A4:最大150枚 ハガキ:30枚

    インク

    6色
    インクカートリッジ(黒)、カラーインクカートリッジ(5色一体)

    用紙

    単票紙
    (ASF)

    用紙サイズ:L・2Lサイズ、A6縦〜A4縦

    用紙厚:普通紙/0.08〜0.11mm
    EPSON純正プリンタ用紙/最大0.27mm
    洋形封筒1号〜4号・長形封筒3号/4号

    ロール紙

    専用ロール紙:89mm/100mm/127mm/210 (A4) mm幅

    ハガキ

    種類:官製ハガキ・官製ハガキ(インクジェット紙)・往復ハガキ・
    専用ハガキ・光沢ハガキ
    用紙厚:0.23mm以下

    手差し
    スロット

    CD-Rプリントトレイ:/単票紙:用紙厚0.4〜2.5mm、
    マットボード紙(リアローディング方式)

    消費電力

    約12W

    外形寸法
    (W×D×H)mm

    493×308×183(mm)

    重量

    約6.9kg

     

  • コメント
  •  毎年年末になり年賀状の季節になるとプリンターを買い換えたいなと思いながらここ数年を過ごしてきました。なにしろ前機種のPC−PR101/J180は1996年2月に購入したものであり、カラー最高品位で600×300dpiには限界を感じていたからです。また、数年前から普通のテキスト文書を印刷しても横スジ状にかすれが出るようになり、またインクカートリッジが横送りされるときに「ガキッ」という破壊音がするようになっていました。
     そこでついに買い換えを決意し、機種選びに入りました。私の使用目的や使用範囲、予算等を考えあわせた結果、このカラリオPM−870Cに決定しました。
     次に、いかに安く購入するかです。プリンターの場合は初期不良のことを考えると、すぐに持ち込める地元の量販店が1番だと思っていたのですが、「MyEPSON」に登録すると「ドアtoドアサービス」が保証期間内は無償になるサービスをEPSONが始めたことを聞き、やっぱり安く購入できる通販にすることにしました。価格.comサイトを見ると、「Success」と「e〜ぐる」が最安値を競っていました。そのどちらかで数日迷っていると、ある日突然「ナニワ電機」が突如として最安値トップに躍り出てきました。そこでナニワ電機のサイトを見てみると、12/14、15土日特価なるキャンペーンを張っており、価格.comの表示額よりさらに安値(¥12,800)になっていました。「もうここしかない!」と思い、日曜日に発注しました。
     火曜日の夜に現物が届き、早速PC−9821V12にパラレル接続し、プリンタドライバをインストールしてみました。一応印刷はできたのですが、なぜかその後にPC−9821V12を起動するとインターネット接続ダイアログが勝手に現れるようになりさらになぜかすぐにはインターネットに接続できなくなりました。またハードディスクの残容量が少なくなり、ドライバ以外のバンドルソフトが何一つインストールできないという状態になってしまいました。さらにハードディスク残容量が数十MBに少なくなったことによりWindows95の動作も不安定になりました。
     ここに至って、今まで頑固に使い続けてきたPC−9821V12からMP866UAVにメインの座を入れ替える決意をしました。プリンターにとどめを刺されるとは思いませんでした・・・。
     MP866UAVにはUSB接続させ、ドライバを始め付属ソフトをすべて無事インストールしました。テスト印刷しましたが、画質、速さ、静寂性ともPC−PR101/J180をだましだまし使ってきた私にとってはかなり満足のいく結果でした。


    PC−9821V12からの環境移行

  • 実施日  2002年12月20日
  • 手順 
    1. PC−9821V12において一太郎やLOTUS1-2-3などのアプリケーションで自分が作ったデータファイルをすべてCD-R(W)に焼き、MP866UAVの「マイドキュメント」フォルダに移します。
    2. InternetExplorerの「お気に入り」情報を移します。PC−9821V12側のIEのファイル()→インポートおよびエクスポート()。あとはウィザードに従って・・・フロッピーディスクにデータを保存。そのフロッピーディスクをMP866UAVに差して、MP866UAV側のIEのファイル()→インポートおよびエクスポート()。あとはウィザードに従って進めば完了。「Cookie」情報も移行できるようですが、私の場合はなぜか失敗。
    3. Outlook Expressの「アドレス帳」と「メッセージ」を移します。PC−9821V12側のOutlook Expressのファイル()→エクスポート()。あとはウィザードに従って・・・フロッピーディスクにデータを保存。そのフロッピーディスクをMP866UAVに差して、MP866UAV側のOutlook Expressのファイル()→インポート()。あとはウィザードに従って進めば完了。
    4. あと日本語IMEのユーザー辞書等も移行した方がよいのでしょうが、私は結局しませんでした。
  • コメント
  •  6年以上使い続けてきたPC−9821V12との悲しい別れです。PC−9821V12で築き上げた資産をすべてMP866UAVに注入いたしました。しかしPC−9821V12をスタンドアローンにするとなんだかもったいない気がしてきました。なんとかMP866UAVにつながらないかなぁ〜。

     


    家庭内LANの構築

  • 実施日  2002年12月21〜26日
  • 手順 
    1. PC−9821V12にCバス用LANボード(PC-9801-104)を差し、MP866UAVのLANボードとの間をLANケーブル(クロス)でダイレクトにつなぎます。このPC-9801-104はNECの純正品で、12月2日に秋葉原のFIRST POINTで購入しましたが、このボードは特別なドライバが必要なく、差すだけで認識してくれるのでとても使いやすいです。ただし、私の場合はリソースに空きが無く、ビデオカードとバッティングしてしまっていたため、シリアルCOM2を使用しないように設定して空きを作り、そこにLANボードをあてがいました。
    2. 次にMP866UAV側でデスクトップ上のネットワークアイコンをダブルクリックし、Windows Meのホームネットワークウィザードに従って設定します。ここでフロッピーディスクに作成したファイルをPC−9821V12で実行すれば設定完了となるわけですが、何度やってもエラーになるので、手動で設定します。
    3. 「コントロールパネル」→「ネットワーク」を開き、[追加]ボタンを押し、「ネットワークコンポーネントの種類の選択」ダイアログを表示させます。まず「クライアント」をクリックして[追加]ボタンを押し、「Microsoft」の「Microsoftネットワーククライアント」を選択して[OK]を押します。
    4. 「ネットワークコンポーネントの種類の選択」ダイアログでこんどは「プロトコル」をクリックして[追加]ボタンを押し、「Microsoft」の「TCP/IP」を選択して[OK]を押します。しかし「TCP/IP」はインターネットにつないであればだいたいあらかじめ入っていることが多いので、省略することが多いでしょう。
    5. 「ネットワークコンポーネントの種類の選択」ダイアログで最後は「サービス」をクリックして[追加]ボタンを押し、「Microsoftネットワーク共有サービス」を選択して[OK]を押す。この後、「ネットワークの設定」タブで[ファイルとプリンタの共有]ボタンを押して、共有できるように両方にチェックしておきます。
    6. 「ネットワーク」の「ユーザー情報」タブで「コンピューター名」と「ワークグループ」を書き込みます。コンピューター名は任意ですが、ワークグループはつなぐPC同士で同一名とします。
    7. 「ネットワークの設定」タブから「TCP/IP ->使用しているLANカード」を選択して[プロパティ]ボタンを押し、「IPアドレス」タブのIPアドレスとサブネットマスクを指定します。IPアドレスはプライベートアドレスとして192.168.0.0〜192.168.255.255の範囲で各PCが重複しないように任意に選択します。サブネットマスクは255.255.255.0でよいでしょう。
    8. ファイル共有の設定をします。エクスプローラーを起動し、共有したいドライブまたはフォルダ上でマウスを右クリックし、「共有」を選択します。「プロパティ」の「共有」タブで「共有する」を選択し、アクセスの種類を選択します(必要に応じてパスワードも設定します)。
    9. プリンタ共有の設定をします。[スタート]ボタン→「設定」→「プリンタ」→「プリンタの追加」でプリンタの追加ウィザードを起動させます。「プリンタはどこに接続されていますか」に「ネットワークドライブ」を選択し、[次へ]ボタンを押します。「ネットワークパスまたはキューの名前」欄に、[参照]ボタンからプリンタが接続されているPCのコンピュータ名をクリックして、プリンタを選択します。
    10. インターネット接続の共有の設定をします。ターミナルアダプターが接続されているMP866UAV側で「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」を開き、「Windowsファイル」タブを選択してコンポーネントの種類から「通信」を選択し、[詳細]ボタンを押します。「コンポーネントの種類」の「インターネット接続の共有」のチェックボックスをクリックしてチェックを入れます。ホームネットワークウィザードが起動しますので、指示通り進めば完了です。PC−9821V12側ではデスクトップ上のネットワークコンピュータのアイコン上で右クリックしプロパティを表示させます。「ネットワークの設定」−「現在のネットワークコンポーネント」から「TCP/IP ->使用しているLANカード」を選択し、[プロパティ]ボタンを押してTCP/IPのプロパティを表示させます。「ゲートウェイ」タブを選択し、「新しいゲートウェイ」に先ほど設定したMP866UAVのIPアドレスを入力して[追加]ボタンを押します。 「DNS設定」タブを選択し、「DNSを使う」にチェックを入れ、「ホスト」に先ほど設定したMP866UAVのコンピュータ名を入力します。「DNSサーバーの検索順」にも同じMP866UAVのIPアドレスを入力して[追加]ボタンを押します。
    11. これでインターネット接続の共有ができない場合は、ファイヤウォールソフトが邪魔している可能性がありますので、共有を許可するように設定し直してください。私の場合は、ウイルスバスター2002が邪魔していました。
  • コメント
  •  PC−9821V12救済計画により、MP866UAVとのLAN接続に挑戦いたしました。上に書いた手順は整然としていますが、実施日が5日間にわたっておりますとおり、それはそれは苦難の道でした。そう試行錯誤の大連続でした。物理的にはつながっているはずなのに、はじめはお互いのPCを認識すらしませんでした。第1の壁はPC−9821V12のLANボードにおけるリソースの競合でした。これに気づくのに2日を要してしまいました。どるこむ掲示板がなければここで挫折していたことでしょう。第2の壁はWindowsMeのホームネットワークウィザードがPC−9821V12に全く通用しなかったことです。これは様々な個人サイトを参考にして手動設定することで乗り切りました。最後の壁はウイルスバスター2002のイタズラです。なぜPC−9821V12からインターネットにつながらないのか全くわかりませんでした。パーソナルファイヤウォールが悪さしているのかも!と気づき、PC−9821V12から福地Web農園サイトが見られたときは、感極まるものがありました。


    フレッツADSLへの変更

  • 製品名  ルーター機能内蔵ADSLモデム:MNV(IP電話対応)
  • メーカー  NTT東日本
  • 変更実施日  2003年6月6日
  • 購入価格  NTT東日本からレンタル(月々440円)
  • 製品仕様
  • ADSL回線ポート

    物理インタフェース

    6ピンモジュラジャック(RJ−11)

    ポート数

    1ポート

    規格

    ITU−T G.992.1 (G.dmt) AnnexC
    ITU−T G.992.2 (G.lite) AnnexC
    LANポート

    物理インタフェース

    8ピンモジュラジャック(RJ−45)

    ポート数

    1ポート(スイッチングハブ内蔵)

    規格

    100BASE−TX/10BASE−T
    (IEEE802.3u/802.3)

    全二重/半二重

    オートネゴシエーション

    MDI/MDI−X

    MDI−X 固定
    電話回線
    ポート

    物理インタフェース

    6ピンモジュラジャック(RJ−11)

    ポート数

    1ポート

    受信ダイヤル

    DP/PB自動認識
    電話機
    ポート

    物理インタフェース

    6ピンモジュラジャック(RJ−11)

    ポート数

    1ポート

    受信ダイヤル

    DP/PB自動認識

    供給電圧

    約−48V(無負荷時)
    ランプ表示

    ADSL

    ADSLリンク確立時点灯

    PPP

    セルフテスト時点灯(テスト完了時消灯)
    PPPセッション確立時点灯

    LAN

    LANリンク確立時点灯
    (背面にポート毎のランプ表示有り)

    DATA

    LANデータ通信時点灯

    VoIP

    IP電話利用可能時緑点灯

    PWR

    電源通電時点灯

    操作部

    INIT

    設定初期化用スイッチ

    筐体外観

    縦置き型

    動作環境

    温度:5〜40℃ 湿度:5〜85%(結露しないこと)

    外形寸法

    約31(W)×172(D)×172(H)mm
    (突起部分を除く)

    電源

    AC100V±10V 50/60Hz

    消費電力

    最大16W

    質量

    約0.9kg(電源アダプタ含む)

    電磁妨害波規格

    VCCIクラスB

  • コメント
  •  ようやく私の住む地域でもADSLが使えるようになりました(選択肢としては、NTTのフレッツ8Mコースしか無いのですけど・・・)。早速、5月24日に契約しているプロバイダー(Cnet館林)にコース変更を依頼し、NTTへの手続きはプロバイダーが代行してくれました。6月4日にADSLモデムが宅配便で届き、6月6日がADSL開通日になりました。
     6月6日の午前にプロバイダーから接続のためのIDとパスワードが郵送で届き、午後から開通作業に取りかかりました。まず機器の接続です。しかしここで問題が発生!なんとADSLモデムに同梱されているはずのスプリッタが無いではありませんか・・・。NTT東日本に問い合わせたところ、NTT側のミスが判明し、今から車で届けてもらうことになりました。なんと高崎から2時間近くかけて・・・。梱包ミスには憤慨しましたが、この後のサポート体制はなかなか評価できるものだと思います。さすがに頭が下がりました。
     JAでの会議が終わって帰宅すると、スプリッタが確かに届いていました。今度こそ機器を接続して、モデムの取扱説明書に従って設定作業を進めました(この時、IP電話対応機器の場合はNTT東日本から郵送されてくるフレッツ接続ツールを絶対使ってはいけません)。そして、接続完了。試しによく訪れるサイトを閲覧してみると、『は、速い・・・。』の一言でした。まさに感動もんでした。
     ここまで速いと、今の速さ(=スループット実行速度)を測定してみたくなるのが性というものです。Googleで「ADSL 速度測定」で検索してみたところ、いくつかの測定サイトが見つかり測定してみると、下りでおおむね3〜4Mbpsは出ていました。最初の数日はこれで満足していたのですが、NTT東日本の電話回線の線路情報(線路情報開示システム)で調べてみると、私の場合は、線路距離長(エンドユーザ〜NTT収容ビル)が940m、伝送損失が19dBとなり、もっと速度が出てもよいことが判明しました。
     そこで、いろいろと調べてみると、WindowsはMe以前のバージョンではブロードバンドを前提としていないため、MTU(Max Transfer Unit:パケットサイズの上限を決めるパラメータ)とRWIN(Receive Window Size:相手先への応答なしに無条件にデータを受け取ることができるバッファの量)という2つの設定値を最適な値に変更してあげる必要があることがわかりました。レジストリエディタなどで設定変更してもよいのですが、レジストリは私のような素人が触ると思わぬ結果を招く恐れもありましたので、ADSL速度チューンナップソフトを使うことにしました。実際にはフリーソフトのNetTuneダウンロードして利用しました。このNetTuneはメニューが日本語だし、接続形態に応じた設定があらかじめ用意されているので、比較的使いやすいソフトだと思います。設定前後では、速度測定サイトのひとつであるStudio Radishでの結果は以下のようにスピードアップしました。

    設定前

    ==== Radish Network Speed Testing Ver.2.25 - Test Report ====
    測定条件
     精度:高 データタイプ:標準
    下り回線
     速度:4.170Mbps (521.3kByte/sec) 測定品質:95.9
    上り回線
     速度:794.9kbps (99.36kByte/sec) 測定品質:95.7
    測定時刻:2003/6/11(Wed) 14:07

    設定後

    ==== Radish Network Speed Testing Ver.2.25 - Test Report ====
    測定条件
     精度:高 データタイプ:標準
    下り回線
     速度:5.809Mbps (726.1kByte/sec) 測定品質:90.6
    上り回線
     速度:797.0kbps (99.62kByte/sec) 測定品質:96.4
    測定時刻:2003/6/11(Wed) 14:33

     その後、早朝6時に測定してみたところ、最速の6.251Mbpsが出ました。平均的には6Mbpsくらいの速度が出ているようです。
     今までは雑誌の付録のCDが重宝していましたが、これからはフリーソフトであれば、窓の杜などからダウンロードした方が手間が無く速いようです。それでいて金額的にもフレッツISDNより安くなるわけですからADSL様々です。それと余談になりますが、IP電話もすばらしいです。同じ、もしくは提携ISP間の通話はタダだし、それ以外でも特例(110番や携帯電話など)を除いて3分7.5円です。日本中どこへ1時間長電話しても150円にしかなりません。すごい時代が来たとあらためて思いました。

      


    メモリの増設

  • 製品名  256MB PC133 CL3 SDRAM(168PIN/DIMM)
  • メーカー  アイ・オー・データ
  • 購入日  2004年10月31日
  • 購入価格  ¥5,250
  • 購入店  MSNオークション
  • 製品仕様
  • メモリ容量

    256MB

    基板サイズ

    168ピンDIMM

  • コメント
  •  このPCにはメモリソケットが2つあり、工場出荷時は128MBのDIMMが1枚装着されています。メモリの最大容量は128MBのDIMMを2枚使用することにより256MBであると取扱説明書には明記されています。しかしアイ・オー・データのサイトを見ると、この機種でアイ・オー・データ製のメモリなら256MB×2枚で512MBまで動作確認済み、とありました。リテール品は高いので、MSNオークションでアイ・オー・データ製のバルク品のメモリを見つけ、めでたく落札しました。
     11月10日、まず、デフォルトの128MBDIMMを引き抜き、256MBに差し替えてみたところ、正常に動作いたしました。これで味を占め、次に128MBと256MBを差して384MBにして電源を入れたところ、ハングアップしてしまい、全くPCが起動しなくなってしまいました。強制的に電源を落とし、メモリを128MB1枚に戻して電源を入れ直したところ、ハードディスクのファイルが壊れてしまったようで、WindowsMeが起ち上がらなくなってしまいました。スキャンディスクなどして、なんとか不完全なWindowsが起ち上がり、マイドキュメントファイル等は救い出せたのですが、メールデータはついに失ってしまいました。またさらに、Windowsの再インストールを余儀なくされる事態に陥りました。これについては次項ハードディスクの換装その1で詳細を書きます。
     新ハードディスクにWindowsMeをリカバリーして、環境が復旧後、12月13日に128MBDIMMを引き抜き、256MBに差し替えました。


    ハードディスクの換装その1

  • 製品名  6Y120P0
  • メーカー  MAXTOR
  • 購入日  2004年11月20日
  • 購入価格  ¥8,550
  • 購入店  グッドメディア.JP
  • 製品仕様
  • 規格

    UltraATA133対応 E−IDE
    流体軸受け

    ディスク容量

    120GB

    回転速度

    7200rpm

    バッファ容量

    8MB

  • コメント
  •  前項メモリの増設でハードディスク内のファイルを壊してしまったので、どうせOS再インストールやら環境を再構築するならハードディスクの容量を最大限にアップさせてやろうと思い、サブ機のPC−9821V12を使ってネット販売でMAXTORの6Y120P0を購入しました。MP866UAVには「137GBの壁」があるようなので、その範囲内で最大の120GBを選択しました。
     デフォルトのハードディスク(80GB)を取り外し、新しく購入したハードディスクを取り付け、付属のリカバリーCDで環境を再構築しました。詳しい方法は、取扱説明書の「ソフトウェアの再インストール」に懇切丁寧に書いてあります。
     ファイルが壊れてしまったデフォルトハードディスクは、業者に復元を依頼してみたのですが、Outlook Expressのアドレス帳が復元したくらいで、¥22,000もかかり、肝心のメールメッセージはほとんど復元不可でした。業者から帰ってきたハードディスク(80GB)はフォーマットしてデータ保存用にスレーブでDドライブとして働いています。


    コンボドライブ→DVDハイパーマルチドライブ

  • 製品名  DVR−ABM16S
  • メーカー  アイ・オー・データ
  • 購入日  2006年2月20日
  • 購入価格  ¥6,980
  • 購入店  大塚商会 ぱーそなるたのめーる
  • 製品仕様
  • ドライブ名

    「SW−9585」
    パナソニック四国エレクトロニクス(株)製

    インターフェイス仕様

    ATAPI(Ultra DMA Mode4)

    設置条件

    設置方向:水平、垂直

    ディスクローディング方式

    トレイタイプオートローディング

    データバッファサイズ

    2Mバイト

    書き込みエラー回避機能

    搭載

    最大書き込み/
    読み込み速度
    ○書き込み【1層DVD+R】16倍速
           【2層DVD+R】 4倍速
           【DVD+RW】  8倍速
           【1層DVD−R】16倍速
           【2層DVD−R】 4倍速
           【DVD−RW】  6倍速
           【DVD−RAM】 5倍速
           【CD−R】    40倍速
           【CD−RW】  24倍速
    ○読み込み【1層DVD+R】16倍速
           【2層DVD+R】 8倍速
           【DVD+RW】  8倍速
           【1層DVD−R】16倍速
           【2層DVD−R】 8倍速
           【DVD−RW】  8倍速
           【DVD−RAM】 5倍速
           【CD−R】    40倍速
           【CD−RW】  24倍速
           【CD−ROM】 40倍速
           【DVD−ROM】
            1層 16倍速、2層 8倍速

    平均アクセスタイム

    【DVD−ROM】 140ms
    【DVD−RAM】 260ms
    【CD−ROM】  130ms

    適合フォーマット
    【DVD】DVD−ROM、DVD−Video
    【CD】CD−ROM(Mode1)、
        CD−ROM Mode2(form1、form2)、
        CD−DA、CD−Extra、CD−T、
        Video CD、CD−TEXT、PhotoCD

    書き込み方法
    【DVD+R】Sequential write
    【DVD+RW】Random write
    【DVD−R/−RW】Disc at Once、
                Incremental、
                Restricted Overwrite
    【DVD−RAM】Random write
    【CD−RW】Disc at Once、
            Session at Once、
            Track at Once、
            Packet Writing
     *DVD−RWのみ

    アナログライン出力

    0.65Vrms

    電源仕様

    DC +5V±5% +12V±10%

    定格電流

    5V:0.8A 12V:0.8A

    動作温度

    +5℃〜+35℃
    (パソコンの動作する温度範囲であること)

    動作湿度

    20%〜80%(結露なきこと)

    外形寸法

    146(W)×190(D)×41.3(H)mm
    (フロントベゼル含まず)

    質量

    約950g(本体のみ)

  • コメント
  •  世間がバックアップ媒体としてCDからDVDへ移行したため、デフォルトのコンボドライブを外し、DVDハイパーマルチドライブに付け替えました。


    ハードディスクの換装その2

  • 製品名  HD−H120FB/M
  • メーカー  バッファロー
  • 購入日  2006年10月6日
  • 購入価格  約¥12,000
  • 購入店  ケーズデンキつくばセンター店
  • 製品仕様
  • 規格

    UltraATA E−IDE
    流体軸受け

    ディスク容量

    120GB

    回転速度

    7200rpm

    バッファ容量

    2MB以上

  • コメント
  •  突然、Windowsがセーフモードですら起動しなくなり、どうやら物理的にハードディスクが壊れたようでした。通販よりも地元の家電量販店やPCショップの方が早く手に入ると思い軽い気持ちで出かけたのですが、この頃になるとバルクのハードディスクで120GBというのが田舎ではなかなか見つからず、館林→小山→筑西→つくばと数時間転々とし、最終的にはつくば市のケーズデンキつくばセンター店でバルク品ではなく、バッファローのリテール品を割高で買う羽目になってしまいました。中身はWestern Digital製のようですが、データ引っ越しのためのユーティリティソフトがたくさん入っていました(自分は必要ないのだけれど)。

     

    MyPCへ戻る