＜レース予想＞

第６３回桜花賞　　阪神競馬場　芝１６００ｍ

レース傾向
 クラシック第１弾は３歳牝馬のマイル戦、桜花賞。阪神ジュベナイルフィリーズと舞台は同じで、２歳時からの実績馬に対して、その後のチューリップ賞やアネモネステークス、フィリーズレビューなどのトライアルレースを好走した上がり馬たちがどう挑むかというのが例年の対立構造だが、今年は１８００〜２０００ｍしか経験していないという、過去に例のないステップを踏んできた馬が２頭ほどいて取捨を難解にしている。明らかにオークスの方が適性がありそうなアドマイヤグルーヴ、マイネヌーヴェルは瞬発力の実力は認めても、いきなり桜花賞というタフで速い流れには戸惑うとよんで、果敢に無印としたい。

◎

９番
 スティルインラブ
紅梅ステークスを見たときから今年の桜花賞はこれで行こうと思わせた馬。前走チューリップ賞では最後の直線で前と両サイドを挟まれ、何度も内か外に出そうとして失敗し、やっと外に出したときにはすでに形勢は決していた。ところが、それを２着まで押し上げた末脚の切れは負けてなお強しの内容。幸騎手も同じ轍は二度は踏まないとみて本命に指名する。

○

７番
 ヤマカツリリー
桜花賞と同舞台の阪神ジュベナイルフィリーズで２着し（その勝ち馬ピースオブワールドが故障）、そして前走フィリーズレビューでも危なげない勝ち方を見せた。何より「重賞を獲りたけりゃアンカツから買え！」との格言まで産み出した今乗りに乗ってる安藤勝騎手なら絶大の信頼が置ける。

▲

８番
 モンパルナス
前々走紅梅ステークスでは◎スティルインラブの２着。前走フィリーズレビューは○ヤマカツリリーの２着。どちらもやや速いペースで先行して、逃げ粘っているあたり、Ａコースに変わって内のグリーンベルトが走れるこの馬の一発には注意。

△

１２番
 チアズメッセージ
エルフィンステークスを快勝し、トライアルのチューリップ賞でも３着を確保。重賞勝ちがありながら１３番人気の低評価なら是非とも押さえたい。

馬券作戦
 　[３連複]
　　７−８−９　 ２５％　　７−９−１２ ２５％
　　８−９−１２ ２５％　　７−８−１２ ２５％

＜レース結果＞

第６３回桜花賞　　阪神競馬場　芝１６００ｍ

着順

馬番

馬　　名

単　勝

複　勝

枠　連

馬　単

ワ　イ　ド

１

９
 スティルインラブ

9

350円

9

150円

5-7

560円

9→13

11370円

9-13

2400円

２

１３
 シーイズトウショウ 　 　

13

820円

馬　連

３　連　複

9-14

430円

３

１４
 アドマイヤグルーヴ 　 　

14

180円

9-13

9210円

9-13-14

13050円

13-14

3180円

※結果は主催者発表のものと照合してください。

＜反省文＞

　今日は統一地方選挙の投票日でしたが（群馬県は県議選でした）、国民の権利としてまずそれを済ましてから、勝ち馬投票券を購入しました。

　アドマイヤグルーヴの馬体重がマイナス１０キロで、「あ〜やっぱり馬体の回復に努めていたから調教が強くできなかったんだぁ」と確信し心置きなく「要らん！」と判断し、パドックで堂々と歩いていたスティルインラブとヤマカツリリーの馬連を買い足しました。スティルインラブはまさに横綱相撲のような競馬でした。幸騎手は１０年目で初めてのＧＩ制覇・・・毎回武豊と安藤勝と外国人じゃつまらないですもんね。おめでとうございます。

　いつも掲示板は確保するもののいまいち足りないシーイズトウショウが池添騎手の好騎乗で２着に差さり、３連複で１、２番人気馬が絡みながらも万馬券を演出しました。チューリップ賞の２、３着を買うなら４着馬も押さえておけよ・・・とうなだれる福地でした。

　今日のレースを見て、次のオークスに向けて有望だと感じさせたのはスティルインラブよりアドマイヤグルーヴのほうでした。出遅れたのは桜花賞には痛かったですが、対オークスという点では変に速い流れの速い競馬を覚えなくて結果オーライだったと思います。マイネヌーヴェルもここで負けたからこそオークスでは逆に買う気が起きます。