第125回天皇賞(春) 京都競馬場 芝3200m | |||||||||
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古馬の最長GIレース。かつては長距離を勝つことが最も価値があるとされ、春秋の天皇賞(3200m)を最高峰にレース体系が組まれていたが、近年のスピード重視傾向によって、なんとなく取り残されてしまったようなステイヤー路線。ここもGIレースでありながら11頭しか馬が集まらないといったていたらく。3強を形成するナリタトップロード、ジャングルポケット、マンハッタンカフェはそれぞれ死角を抱えており、その順位付けが難しい。 | ||||||||
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ナリタトップロード | |||||||
一瞬の瞬発力では他の2強にはかなわないので、よどみのないペースから早めに抜け出すのがこの馬の必勝パターン。逃げ馬不在からスローペースを予想するのが自然だが、こんなメンバーだからこそ奇襲をかける馬が必ず出てくるものである→よってミドルペースになる!過去2年3着のこの馬が、目の上のたんこぶオペラオーがいなくなり、雨の心配がない良馬場となれば、少なくとも連ははずさない。 | |||||||||
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エリモブライアン | |||||||
昨年11月から3000m以上のレースしか使わず、天皇賞(春)のみを目標にしてきた。前走の阪神大賞典では3強の1角である2着ジャングルポケットと同タイム(上がりも同タイム)の3着。1ハロン伸びる今回はステイヤー資質からこちらが先着するとみた。 | |||||||||
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ジャングルポケット | |||||||
この馬のパフォーマンスが最大限に発揮されるのは府中の2400mであり、京都の長距離ではやはり後手を踏みそう。しかし鞍上の武豊は春天男として有名であり、天才の手腕で3200mをもたせてしまう可能性もアリ。 | |||||||||
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該当馬無し | |||||||
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[馬連] 5−10 30% 5−7 40% 7−10 30% |
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第125回天皇賞(春) 京都競馬場 芝3200m | ||||||||||||
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マンハッタンカフェ |
4 |
290円 |
4 |
120円 |
4-6 |
530円 |
4-7 |
540円 |
4-7 |
230円 |
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ジャングルポケット |
7 |
110円 |
4-5 |
190円 |
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ナリタトップロード |
5 |
100円 |
5-7 |
310円 |
いやあ参った、参った。3強の中から1頭オミットしたらそのマンハッタンカフェが勝利しちゃいました。かわりに大抜擢したエリモブライアンはなんとどん尻負け・・・。 マンハッタンカフェは前走日経賞で負けたとき、明らかに後ろ脚に問題が生じていたはずなんだけどなあ。蛯名も故障が発生したかと思い、レース中に後ろを振り返ったくらいなんだから・・・。人間でもそうだけど、1回つったところは同じ運動をすると、もう1回つったりするもんなんですがねえ・・・。スローペースからの瞬発力勝負、菊花賞→有馬記念→天皇賞(春)とずっと同じパターン。この馬本当に強いのか?全くわからん。 今年は東京競馬場の改修のため、秋の古馬中長距離戦線(天皇賞(秋)、JC、有馬)は中山競馬場での開催になってしまいます。こういう背景もあって、ナリタトップロードにとっては今回がGI奪取の最大のチャンスだったのです。これまでのこの馬の不運な歴史も考えあわせると、今回は応援馬券を買わずにはいられませんでした。馬券師としては最低の予想をしましたが、人間・福地博光としては決して間違っていなかったと確信しています。 |