第121回天皇賞(春) 京都競馬場 芝3200m | |||||||||
|
本来ならG I 中のG I レースなのですが、昨今のスピード競馬全盛の流れの中ではこのような長距離レースは頭数も揃わず(今年から外国産馬2頭にも門戸が開かれたが、結局出走無し)、なんともワクワクしないレースになってきています。さて今回、巷では「3強!3強!」と騒いでいますが、阪神大賞典(GII)の再現になるのでしょうか? 忘れた頃にやってくる無冠の王者が1頭いませんか? | ||||||||
|
|
ステイゴールド | |||||||
これを◎にしたからといって、必ずしも1着に来るというわけではありません。馬券的妙味から「連に絡んでこい!」という期待度の表れです。過去のG I 戦績は今さら語ることはなく、5歳時には実際、春天で2着してます。5歳3強との力差は、オッズほどの差は無いのではないでしょうか。タマモ、トキオ、レオなどが捨て身のハイペースで攪乱すれば、このステイゴールドの長所が生きてくるのだと思います。 | |||||||||
|
|
ラスカルスズカ | |||||||
馬は3強の1角であり、実力は大差なし。そして何より他の2頭に比べて有利なのは、ヤネが春天男(10戦5勝7連対)の武豊。「長距離戦はベテランジョッキーを狙え」の格言通り(武をベテランと呼ぶのは失礼か?)。半兄サイレンススズカも5歳の春で急成長、この馬も今春ようやくG I 馬の勲章を手にする! | |||||||||
|
|
テイエムオペラオー | |||||||
ステップレースの結果からは3強の中でも筆頭格。1強との声もあるくらい。どこにも死角が見当たらないが、それが競馬では逆に死角であることが多い。そんなレースは掃いて捨てるほど見てきた。だからといって、消すわけにはいかない馬、それがテイエムオペラオー。 | |||||||||
|
|
ナリタトップロード | |||||||
3強の中では一番評価を低く見たが、腐っても菊花賞馬。スローペースになって早めに抜け出せれば、直線坂のない京都で菊花賞の再現があるかも・・・。いかんせん父のサッカーボーイが千八がベストだったのが、今でも気にかかるので△止まり。 | |||||||||
|
[馬連] 2− 3 50% 3− 5 25% 3−11 25%
|
第121回天皇賞(春) 京都競馬場 芝3200m | ||||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|||||
|
|
テイエムオペラオー |
5 |
170円 |
5 |
100円 |
2-5 |
290円 |
2-5 |
290円 |
2-5 |
130円 |
|
|
ラスカルスズカ |
2 |
110円 |
5-11 |
130円 |
||||||
|
|
ナリタトップロード |
11 |
100円 |
2-11 |
150円 |
結果からすれば大多数の皆さんが思った通り、3強で決まりました。そして私が賭けたステイゴールドは4着に敗れました。しかし悔いはありません。たとえ100回走って99回3強で決まるんだろうなあと思っても、あと1回ステイゴールドが来る可能性があると思えば、そこにすべてを賭ける勇気を持つことも長い目で見れば必要です。3強のワイドBOXを買うなどという行為は私の美学に反します。 テイエムオペラオーはこれで名実ともに現役最強馬の称号を得ました。あとは宝塚記念でグラスワンダー(私は個人的にはこちらを最強と位置づけています)を負かすだけです。 ラスカルスズカは後方待機からの直線勝負で2着は確保しました。武豊は、去年のダービーのアドマイヤベガ、昨秋のスペシャルウィーク以来、ビッグレースではこの戦法をとるようになり、ひとつのスタイルを作ろうとしているかのようです。将来もっと短い距離ならテイエムに近づける、さらには逆転する可能性を秘めていると思います。 ナリタトップロードの3着は仕方のないことでしょう。上記2頭の方が瞬発力があるため、ああいう乗り方しかないのです。 ステイゴールドは3コーナー過ぎで鞭が入っていましたからねえ。直線で一瞬内をすくった!と思ったのですが、やはり3強の瞬発力にはかないませんでした。 実は昨夜、予想をアップした後、吐き気をもよおし、今日は1日中寝込んでしまった(風邪で寝込んだのは私の記憶では7年ぶり)ので、これで失礼いたします。ああ頭痛がひどくなってきた・・・。 |