2003/10/25

稲刈り終わる


 10月25日、前日に請負で稲刈りした‘あさひの夢‘を籾すりし、これで今年のすべての稲刈り作業が終了いたしました。

 冷夏による不作が心配されましたが、おおむね例年と比べ1反あたり半俵(=30kg)くらいの収量減で済みました。農協や米卸業者に売却した価格は昨年よりも2〜3割くらい高かったので、まずまずの好結果でした。

 9月19日に稲刈りした‘コシヒカリ‘は、例年7俵/反収穫できるのですが、さすがに今年は6俵半/反くらいでした。本圃での農薬散布を例年2回していたのを今年から1回に削減したことも影響したのかもしれません。また例年より青米が多かったようです。しかし、粗植して元肥をしぼれば、たいがい倒伏しないという自信がついてきましたので、来年はさらなる増反を目指します。

 10月1日からは最も早く植えた‘あさひの夢‘の稲刈りが始まりました。10月4日からは‘朝の光‘、10月7日からは‘月の光‘と続きました。3品種とも乳白色米(=しらた)がやや多くみられましたが、冷夏にもかかわらず8俵/反を確保できました。

 10月16日に‘ゴロピカリ‘、10月17日に‘ヒノヒカリ‘を稲刈りして、自家分の稲刈り作業は無事終了しました。‘ゴロピカリ‘は晩生なため収量・品質とも例年と大差ありませんでした。‘ヒノヒカリ‘は契約栽培でカントリーエレベーターに持って行ってしまったために収量・品質については今はまだわかりません。

 今年は全国的に米泥棒の被害が頻発しましたが、幸いにして福地農園ではこれまでのところ盗難に遭うことはありませんでした。しかし、これまで無防備だった大型冷蔵庫には頑丈な鍵をかけ、作業棟のシャッターを毎晩閉めるようにしました。今に比べれば昔はおおらかだったなあとつくづく思います。住みにくい時代になったものです。

収穫され積み上げられたお米

 

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