2001/12/1

キュウリ抑制作型の収穫無事終了!


 12月1日、雅子皇太子妃に新宮様が誕生されたその日に、福地農園では抑制作型の最後の収穫を迎えました。叔母たちにも手伝ってもらい、通常の収穫とともに、市場には出ない規格外のチビキュウリもたっぷり収穫しました。これを福地家では普段お世話になっているご近所や親戚に配ったり、辛子粉と塩と砂糖で漬けて冬に辛子キュウリとして食しますが、幼果であるため皮が軟らかく、なかなか美味です。 

 今年の抑制作型は秀品率の高い栽培を目指し、「アルファー節成り」という新品種を導入するとともに、定植日を盆前から盆後にずらして高温期を避ける工夫をしてみました。これらの変更をして良かった点は、まず町内で大きな問題になったバイラス(ウイルス)の発生が福地農園では少なくて済んだことです。また、初期の奇形果がほとんど見られず平箱(秀品)の出荷数が増加しました。しかしその一方で、収穫始期が遅れたことで収穫期間が短くなり、全収量は減少してしまいました。また、べと病の発生が顕著だったため、「アルファー節成り」本来のパフォーマンスを引き出せなかったようです。いろいろと勉強させてもらえた作になりました。もちろん来年につなげていきます。

 明朝は誰にも起こされることなく、深海よりも深く深く眠り続けたいと思います。暖かくなるまで布団から出ないぞ!

引き抜かれたキュウリの根

 

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