2001/10/25

籾すりすべて終了、今年の稲作総括


 10月25日、晩生のハイブリッドライスの籾すりが終わり、これにて今年の稲作はすべて終了いたしました。9月16日に「コシヒカリ」の稲刈りを開始し、次いで9月27日に「朝の光」、10月6日に「月の光」を刈り始めました。そして10月14日に「ゴロピカリ」、10月24日にハイブリッドライス「みつひかり」を稲刈りしました。

 「コシヒカリ」は反収が約7.2俵、品質は良好で、青米や白死米はほとんどありませんでした。心配された倒伏もなく、胸をなで下ろしているところです。

 「朝の光」、「月の光」は反収が、それぞれ約8.5俵、約8.6俵と平年並みでしたが、7月に40℃近い高温が数日続いたせいか白死米の混入が見られました。

 「ゴロピカリ」は反収が約8.1俵で「朝の光」などの普通品種より収量が劣ったものの、くず米がほとんど出ず、品質的にはたいへん良いものができました。

 「みつひかり」はこの辺の普通品種の平均収量に比べたら驚異の反収約11.8俵を記録しました。ハイブリッドライス・・・恐るべしです。しかし2年目の田んぼのイネの生育は、初めての田んぼよりも劣っており、1作でかなり地力を奪うようです。来年はもう少し施肥方法に工夫が必要なようです。

 昨年が50年に1度あるかないかの大不作だったので、今年はまずまずの収量・品質で、かつまずまずの価格で販売できたことが、いつもに増して喜ばしい思いです。来年はさらに1町(=約1ha)ほど田んぼを借りいれる予定ですので、今年の成績を踏まえて各品種の作付面積を考えていきたいと思います。

   
   
ハイブリッドライス          調製された玄米

 

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