2001/9/12

台風15号が残していった意外な傷跡?!


 9月11日に首都圏を通過していった台風15号は土砂崩れや河川の増水による床上・床下浸水など大きな傷跡を残していきましたが、福地農園にも思いも寄らぬ被害を与えていきました。

 台風15号は、台風11号のような進路を取り、福地農園がある板倉町では風力はそれほどでもありませんでしたが、雨は長い時間降りました。おかげで稲刈り間近のコシヒカリも少々倒れてしまいました。


倒伏気味のコシヒカリ(9/12撮影)

 しかしこの程度の倒れ方なら、地面について腐ったり発芽することもないし、コンバインで充分刈り取ることができるので、手で刈り取る必要もないと思います。ご予約していただいた方はご安心してください。実は台風15号の置き土産はこんなものではなかったのです・・・。

 (血とか苦手な人はこの段落は読まないでください)台風15号が近づきつつあった10日の午後、事故は起こりました。台風時は、ハウスを全て閉め切った状態でハウス用換気扇を回し、その負圧でビニールハウスのビニールが飛ばされないようにするのですが、その作動中に父が回転軸に注油している時に、右手を回転羽に引っかけてしまいました。血がぼとぼと流れ、私は右手を失ってしまったかと思いました。大急ぎで家の車に乗せ、病院に速攻で連れていきました。すぐに手術が施され、2時間近く待合室で待ちました。その間は不安で不安で生きた心地がしませんでした。

 術後のお医者様の説明では回転羽による切り口が大きかったものの、骨や腱には達しておらず、3〜4日の入院(縫ったところの化膿止めの点滴をするため)とその後に通院するくらいで済みました。しかしこれからキュウリの収穫と稲刈りがほぼ同時に始まる農繁期に入りますので、福地農園としては大きな戦力を失いました(本人はコンバインなら運転できると言ってますが・・・)。まあ私が2倍働けばいいんですが・・・。それにしても台風さえ来なければなあ・・・。皆様、電動機械のメンテナンスは必ず電源を切ってから行いましょう!

 
ビニールハウス用換気扇

 

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