2000/10/28

巨人ミレニアム日本一おめでとう!


 10月28日、読売ジャイアンツは東京ドームで行われた日本シリーズ第6戦において9−3で福岡ダイエーホークスに勝利し、20世紀を締めくくるON対決を4勝2敗で制しました。巨人の日本一は6年ぶり。

 今シリーズは1戦2戦は巨人が先制するもダイエー中継ぎ陣が試合を作り、王監督のきめ細かい采配のもとダイエーが数少ないチャンスを確実にものにして勝利を納めました。この時点ではダイエーのワンサイドで決着するかとの危惧もありました。

 しかし3戦以降は、上原、斎藤雅、高橋尚といった層の厚い先発陣が踏ん張り、右左を交互に並べかえたジグザグ200発打線もここぞといったところでタイムリーヒットやホームランが効果的に飛び出しました。

 今年はこれでよしとして、「勝って兜の緒を締めよ」ではありませんが、連覇するためには課題も残っています。

 まず、長嶋監督の続投が決まったようですから、代わりにそれをサポートするコーチ陣にテコ入れする必要があると思います。接戦時に的確なリリーフピッチャーを強く進言できる投手コーチ、左ピッチャーや初顔ピッチャーが来たときに即座に狙い球を指示・徹底させられる打撃コーチ、長嶋監督とはタイプの違うヘッドコーチの3人が最低限いた方がよいと思います。

 またFAで獲得した選手達は年齢的には斜陽ですから、あまりFAばかりに頼らず2軍の選手もしくはルーキー選手達をより活用していくべきです。黄金時代を築くにはそれしかありません。日本シリーズで活躍した岡島や平松のような今後を期待させる原石はもっといるはずです。真の巨人ファンは生え抜き選手の活躍で優勝したいと思っているのではないでしょうか。

 村田真一選手が決して悪いわけでは無いのですが、年齢的なこともあり、全試合任せられる次のキャッチャーの養成が急務です。しかも今の打線を考えたとき、8番がキャッチャーの指定席のようになっており、やはり打てるキャッチャーが欲しいと思います。今年のドラフトではオリンピックにも出場した阿部を獲得するようですが、しっかり育成してもらいたいものです。そのためにはキャッチャー出身のコーチも必要でしょう。

 高校野球で万年補欠だった者が偉そうなことをつらつらと書きましたが、来世紀も巨人を応援します。「我が巨人軍は永久に不滅です!」

長嶋監督を日本一胴上げ!!(TV画面より)

 

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