2000/6/30

促成キュウリ今日が最後の収穫


 昨年12月23日に購入苗を定植し、1月26日から収穫の始まった促成キュウリがついに本日の収穫をもって、作を終了しました(キュウリ栽培日記参照)。丸5ヶ月間、来る日も来る日も休みなく収穫し続けると、終わってホッとして肉体的にも精神的にも解放されたことを嬉しく思う反面、根を引き抜くときに突然寂しさを覚えるのはなぜでしょう。就農してはや3年、何度も作を重ねてきましたが、この感覚は未だに消えません。

 今年の促成作型を総括すると、天候が安定していたせいかキュウリ自体の生育は大変良好で、収量にあまり波ができず、総収量も昨年を大きく上回り、果形もほとんど乱れませんでした。しかし、全国どの産地も高収量だったためか販売単価が作中ずっと低く、総売上額は昨年と大差ありませんでした。今作では、秋から父が椎間板ヘルニアで一時寝込んでしまったため、苗を自家で仕立てることができず、初めて購入苗を導入しました。購入苗は接木の仕方が「挿し接ぎ」のためか根張り、側枝の発生が旺盛で、良い生育を見せました(比較実験したわけではないので、購入苗ということが要因かどうかは不明)。いろいろな要素を考えあわせると、今後の購入苗の利用も「あり」かなと思う今日この頃です。

 

根を引き抜かれたキュウリ

 

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