第55回有馬記念 中山競馬場 芝2500m | |||||||||
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年末のラストを飾るグランプリ・有馬記念。今年は秋以降3歳世代が古馬混合重賞を席巻したが、この有馬記念も女傑ブエナビスタの壁を3歳世代がどう突き破るかが世間の注目ポイントとなっている。これに反して当欄はブエナビスタはこの秋出走した3歳馬には負けないと断言する。しかし東京の2000mや2400mから中山2500mに変わった今回、瞬発力勝負のブエナのパフォーマンスが微妙に落ちるのも事実であり、2着固定が妥当な線か。ブエナに中山でこそ出し抜けを食らわす馬を探すのが、今年の有馬の勝負の分かれ目。 | ||||||||
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ダノンシャンティ | |||||||
NHKマイルカップではマイル戦の日本レコードを記録し、今年の3歳勢の中でも超A級にランクされるべき存在。この秋初出走なので、まだブエナとの勝負付けも済んでいない。ダービーを骨折取り消し後は厩舎で療養し、調教量も豊富。マイルの適性が強い馬でも、ダイワメジャーのようにこの有馬なら充分好走できる。 | |||||||||
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ドリームジャーニー | |||||||
中山は<3313>と庭にしているコースで、昨年の有馬では実際にブエナを撃破している。420キロ台の小さな馬なので、57キロで出走できるのは有り難い。 | |||||||||
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レッドディザイア | |||||||
3歳時はブエナと互角の勝負をしていた馬が、海外に行っている内に人々の記憶から薄れ、単勝オッズは35倍もついてしまっている。馬券的妙味は今回がマックス! | |||||||||
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ブエナビスタ | |||||||
ウオッカやダイワスカーレット級の牝馬に成長し、ここで勝たれても何ら不思議はないが、競馬というものは時に理屈に合わない結果にたどり着く。東京であれだけすばらしい走りを見せられてしまうと、逆に中山コースは2着固定。 | |||||||||
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ネヴァブション | |||||||
10番人気以下の高齢馬が穴をあけるのが、有馬のもう一つの顔。2年前のアドマイヤモナークやエアシェイディに匹敵するポジションが今年はこの馬。瞬発力がないこの馬が好走する舞台は中山が一番。 | |||||||||
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[馬単] [3連単] |
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第55回有馬記念 中山競馬場 芝2500m | ||||||||||||
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ヴィクトワールピサ |
1 |
840円 |
1 |
200円 |
1-7 |
550円 |
1-7-11 |
11610円 |
1-7 |
270円 |
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ブエナビスタ |
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7 |
110円 |
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1-11 |
5680円 |
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トゥザグローリー |
1-4 |
480円 |
11 |
1260円 |
1-7 |
1640円 |
1-7-11 |
60770円 |
7-11 |
2430円 |
超スローの展開となり、最後に突っ込んできたブエナビスタを除いては前に行った馬が先着するレースでした。自分に言い聞かせるように、ブエナは3歳には負けないと断言しましたが、結果は3歳のヴィクトワールピサにハナ差屈してしまいました。 私がブエナを負かす可能性があると判断したダノンシャンティ、ドリームジャーニー、レッドディザイアは終始後方を追走し、見せ場を作ることすらできませんでした。今年はついにGIをひとつも当てられませんでした。 |