第138回天皇賞(秋) 東京競馬場 芝2000m | |||||||||
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メイショウサムソンの回避は残念だが、間違いなく今年一番の豪華メンバーが揃ったGIレース。オッズを見ると、最強世代といわれる4歳牝馬の両横綱(ウオッカ&ダイワスカーレット)vs3歳変則2冠馬(ディープスカイ)の戦いという構図だが、当欄の見解では、前者の壁はまだディープスカイには超えられないとみる。なぜなら両牝馬とも先行してさらに直線で33秒台の足を伸ばせる能力を持っており、これに並ぶためには32秒後半〜33秒前半の差し脚が必須となる。この条件を満たしそうな馬といえば、ディープスカイよりも古馬に数頭存在するのみ。 | ||||||||
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ウオッカ | |||||||
ダイワスカーレットが7か月ぶりの鉄砲なのに対し、こちらは叩き2戦目。そして何より舞台はウオッカが得意中の得意としている「府中」。前走毎日王冠で慣れないハナを叩いて2着したことは、本番へ向けての試走であったとすれば、ますます不気味な感じ。 | |||||||||
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ダイワスカーレット | |||||||
久々の分、割り引いたが、実力はウオッカに勝るとも劣らない。2000mもベストな距離だし、まず連は外さない。 | |||||||||
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ハイアーゲーム | |||||||
前走毎日王冠では出走馬中最速上がり33.1秒を計時。3歳時にはダービー3着があり、府中では全5勝中の実に4勝を挙げている。 | |||||||||
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カンパニー | |||||||
前走毎日王冠では出走馬中2番目の上がり33.2秒を計時し、5着。府中で連対歴がないことから△としたが、終いだけの競馬に決め打ちした時の横山典は怖い。 | |||||||||
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オースミグラスワン | |||||||
前走毎日王冠ではウオッカを差し切ったスーパーホーネットと同じ上がりを計時(33.3秒)し、その前の新潟大賞典ではいくら時計が出やすい新潟といっても破格の31.9秒の上がりを披露した。 | |||||||||
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タスカータソルテ | |||||||
札幌記念の勝ち馬とこのレースの相性が近年よい傾向にあるのと、マツリダゴッホを差しきった札幌洋芝での34.3秒の末脚は、かなり価値が高い。 | |||||||||
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[3連複] 7−11−14 10% 7−12−14 40% 7−13−14 25% 7−14−16 25% |
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第138回天皇賞(秋) 東京競馬場 芝2000m | ||||||||||||
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ウオッカ |
14 |
270円 |
14 |
120円 |
7-14 |
550円 |
2-7-14 |
710円 |
7-14 |
220円 |
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ダイワスカーレット |
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7 |
130円 |
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2-14 |
280円 |
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ディープスカイ |
4-7 |
520円 |
2 |
150円 |
14-7 |
1050円 |
14-7-2 |
3250円 |
2-7 |
360円 |
ウオッカ対ダイワスカーレットの叩き合いは、久々にいい競馬を見せてもらったなぁという感じです。GIの大舞台での長時間の写真判定は、あのグラスワンダー対スペシャルウィークの有馬記念を彷彿させるものでした。この名牝2騎は、本当に甲乙つけがたく、今のところ私の中では東京競馬場ではウオッカ、その他ではダイワかな、という捉え方です。 それにしても、4着カンパニーは惜しかった。4角ブービーからの強襲で、メンバー最速上がり(33.5秒)を使っても3着に届きませんでした。一昔前の横典ならきっちり2着は確保していたのに・・・・。私の3連複「7−14−16」1,000円と、直前に買い足した3連単「14−7−16」100円馬券が、10万円のキャッシュになる寸前で、紙くずと消えていきました(実際はPATで電子処理しているだけですが)。 |