<レース予想>

第9回ジャパンカップダート  阪神競馬場 ダート1800m

レース傾向
秋の砂の王者決定レースであるジャパンカップダート(国際招待)は、今年から開催が1週遅れ、舞台も東京から阪神、距離は2100mから1800mに変更となった。3歳馬はこれまで55キロで出走できていたが、1週ずれ込んだことにより56キロとなり、年齢による恩恵は薄れた。古豪6歳馬勢に意気のいい3歳馬が挑戦するというのが、だいたいの対決構図だが、それにアメリカ馬や地方馬も絡んで難解なレースとなった。横綱ヴァーミリアン、大関サクセスブロッケンの順位付けは済んだと仮定すると、これを破る可能性が残るのは、全盛時に戻ったときのカネヒキリと、国内に目も呉れず海外で揉まれたカジノドライブ、そしてアメリカ勢だ。アメリカ馬は、過去の招待馬の成績、初の右回りなどから今年もオミット。

10番
カネヒキリ
全盛期のカネヒキリは同馬主ということもあり、砂のディープインパクトと言われたほど、ダート界では無敵を誇った。28ヶ月ぶりの前走を叩いて、今回は一変する可能性あり。

11番
カジノドライヴ
兄姉は米3冠レースであるベルモントS(GI)を’06、’07年と制している華麗なる一族。日本でも新馬戦を圧勝しており、日本のダートの適性はある。大駆けしても何ら不思議はない。

6番
ヴァーミリアン
間違いなく現段階では日本の大将格。上記2頭以外の馬にはまず負けない。

7番
サクセスブロッケン
日本の3歳の代表格で、前走JBCクラシックでもヴァーミリアンの胸を借りて堂々の2着。しかし2キロ差はあった斤量が1キロとなり、逆転はさらに難しくなった。

3番
サンライズバッカス
◎、▲と同世代でこの2頭と接戦を演じたのが、サンライズバッカス。東京コースとの相性はよく言われるが、阪神でもプロキオンSでは3着に入っている。

馬券作戦

 [馬連]
 
 10−11     50%

 [3連単]
 
 10→11→3   5%
  10→11→6  10%
  10→11→7  10%
  11→10→3   5%
  11→10→6  10%
  11→10→7  10%


<レース結果>

第9回ジャパンカップダート  阪神競馬場 ダート1800m

着順

馬番

馬  名

単 勝

複 勝

馬 連

3 連 複

ワ イ ド

10
カネヒキリ

10

980円

10

300円

5-10

11710円

5-6-10

7090円

5-10

3090円

メイショウトウコン

枠 連

5

500円

馬 単

3 連 単

6-10

500円

ヴァーミリアン

3-5

860円

6

120円

10-5

21570円

10-5-6

69460円

5-6

890円

※結果は主催者発表のものと照合してください。


<反省文>

 カネヒキリはやっぱり強かったです!先ほどJRAのサイトでレース映像を見ましたが、メイショウトウコン、ヴァーミリアンの追撃をしぶとく交わしていました。ヴァーミリアンが3角から集団の外、外を回ったのに対し、カネヒキリは内で脚をためて、エコノミーなコースを進み、4角でだいぶ差ができていたようでした。

 カジノドライヴ、サクセスブロッケンは今回は完敗でしたが、将来のダート界を背負って立つ馬だと思うので、今後に期待します。

 それにしても、JRAのダートGIの開催のタイミングは見直すべきなのではないでしょうか?今日ダート王を決めても、あと2ヶ月もするとまたフェブラリーSで同じようなメンバーが集結します。JCダートが1800mになったことで距離も1ハロンしか差がなくなり、興味が半減するような気がします。海外からの招待馬も要らないかも・・・。