第53回安田記念 東京競馬場 芝1600m | |||||||||
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カオスが続く春のマイル王決定レース。過去のマイル戦に実績を残し復調なった5・6歳馬に対し、人気は成長著しい4歳馬に集中気味。今週は仮柵をはずしたAコースに替わるため、内側にグリーンベルトが出現し、逃げ馬ローエングリンに有利との判断も可能だが、府中のマイルGIは目標にされる人気馬が悠々と逃げ切れるほど楽なコースではない。今春のGIシリーズのトレンドはズバリ『サンデーサイレンス』。ニュー東京競馬場になってからの芝マイル戦の勝ち馬はほとんどがSS産駒であり、混沌を征するのはSS産駒の人気薄馬とみた。 | ||||||||
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ミレニアムバイオ | |||||||
昨年の安田記念では挟まれる不利がありながら3着。その後屈腱炎を発症し、前走都大路Sで11ヶ月ぶりに復帰して4着。今回は叩き2戦目で上積みが期待でき、マイル戦は出場馬中トップの6勝をマークしているマイルの鬼。サンデーサイレンス産駒で単勝19倍つくなら狙ってみる価値は大いにある。 | |||||||||
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ダンツフレーム | |||||||
昨秋はスランプ続きだったが、改めて考えてみれば、皐月賞2着、ダービー2着、菊花賞4着、安田記念2着、宝塚記念1着という輝かしい実績があり、前走新潟大賞典では59キロを背負って末脚では定評のあるタフネススターを子供扱いした。ローテーションが特異だが、長い距離をこなせることは、府中マイルには重要な要素。 | |||||||||
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テレグノシス | |||||||
昨年のNHKマイルカップ(今回と同舞台)の勝ち馬で、前走京王杯SC勝ちで改めて府中巧者を天下に知らしめた。鞍上に絶好調のデムーロを迎え、1年ぶりのGI奪取もあり得る。 | |||||||||
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ミスキャスト | |||||||
イーグルカフェ、タイキトレジャーと差のない△はミスキャスト。準オープン勝ち馬がいきなりGIでは役不足との評価もあるが、3歳春にはクラシック戦線をにぎわせた逸材であり、マイル<4000>からも決して侮れない。 | |||||||||
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[馬連] [ワイド] |
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第53回安田記念 東京競馬場 芝1600m | ||||||||||||
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アグネスデジタル |
3 |
940円 |
3 |
360円 |
2-8 |
1070円 |
3→16 |
22100円 |
3-16 |
3470円 |
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アドマイヤマックス |
16 |
600円 |
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3-8 |
940円 |
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ローエングリン |
8 |
170円 |
3-16 |
10890円 |
3-8-16 |
18210円 |
8-16 |
1900円 |
サンデーサイレンス産駒に目をつけたまでは良しとして、アドマイヤマックスは軽視してしまいました。武豊+SS産駒コンビは、私が買うと来ない、買わないと来るという法則があります。過去のスペシャルウィークやスティンガーを例に挙げるまでもなく、今春もオークス、ダービーと武豊+SS産駒の馬を連続して本命に指名しても馬券にならず、今回は1円も買わなければ2着に人気薄で来るという、まさに悪夢のような結果です。アドマイヤマックスは外枠にも関わらず、スタートダッシュを決めてすぐ内に入り、その内にダンツフレーム1頭を置いてグリーンベルトを利用して経済コースを通れました(テレグノシスなどは反対に外、外を回され、脚を使ってしまった)。まさに豊マジックでした。 しかしそのアドマイヤマックスを、外から強襲できたアグネスデジタルは1枚上手だったということでしょうか。1年ぶりの前走、地方競馬で4着に負けた馬が、いきなり安田記念を次に勝ってしまうのですから、とらえようがありません。これで次は人気になるでしょうから、本当にこのアグネスデジタルで馬券をがっぽり獲るのは至難の業です。ほんま、サプライズやでぇ。 |