<レース予想>

第28回エリザベス女王杯  京都競馬場 芝2200m

レース傾向
古馬牝馬にとっては貴重となる唯一の牝馬限定GI戦。秋華賞との間隔が中2週から3週になったここ2年は3歳の若駒が連対し、特に昨年のファインモーションの印象が強く残り、なんと今年は3歳牝馬GI3冠馬のスティルインラブと、その3戦ですべて1番人気に支持された超良血馬アドマイヤグルーヴが古馬を押しのけて1、2番人気を分け合った。これは古馬に絶対的な存在がいないことの裏返しかもしれないが、そういう世間の見方に反発して、当欄は牝馬は現5歳世代こそ最もレベルが高いと断言する。あとは初参戦してきた外国馬をどう扱うかが馬券のポイント!

1番
アナマリー
ジャパンカップを例にとるまでもなく、外国馬の取捨は本当に難しいが、それを承知で◎。まず格でいったら欧州では1流牝馬の範疇に属し、牡馬混合のGIでも好走していて実績もある。最近、外国馬が日本に来る場合、厩舎は日本の固い馬場に合いそうな馬を選んで連れてきており、調教VTRを見る限り、走りは素軽そう。そして鞍上には、今年フランスでペリエを抑えてリーディングを走るスミヨンを起用。陣営の本気度が感じられる。

15番
ローズバド
枠順が発表されるまでは本命第1候補だったが、大外枠に入ったことで、橋口+横典効果により2着がほぼ確定した。道中は後方待機で、4角で外を回り、直線だけ伸びてきて、1着には惜しくも届かずというシーンが容易に目に浮かぶ。しかし日本馬の中では最強の座は譲れず、アナマリーが◎という結果に・・・。

3番
レディパステル
ローズバドとは同世代で、勝ったり負けたりの良いライバル。今回は球節が少し腫れて熱を持ったことで調教を4日休んだことと、舞台が府中ではないことで、ローズバドに一歩譲る形になった。しかし厩舎サイドが出走に踏み切った以上、末脚の伸びには安定性があり、決して大崩れはしない。

9番
ダイヤモンドビコー
昨年はこのレースで2着し、最優秀古馬牝馬にも選ばれた。バド、パステル、そして引退したテイエムオーシャンと共に4強と称されてきたわけで、今年は牡馬とのレースでは精彩を欠いたが、牝馬限定戦に戻れば、やはり侮れない1頭。

馬券作戦
 [3連複]
  
1−3−15  1−9−15
  1−3− 9  3−9−15  各25%


<レース結果>

第28回エリザベス女王杯  京都競馬場 芝2200m

着順

馬番

馬  名

単 勝

複 勝

枠 連

馬 単

ワ イ ド

アドマイヤグルーヴ

7

360円

7

140円

3-4

470円

7→5

1070円

5-7

280円

スティルインラブ    

5

140円

馬 連

3 連 複

7-14

2990円

14
タイガーテイル    

14

910円

5-7

530円

5-7-14

9570円

5-14

2830円

※結果は主催者発表のものと照合してください。


<反省文>

 レース傾向の欄を書いた時点で、私のエリ女は『終了!』でした。まさに世代交代、今年の3歳牝馬のトップ2頭はもの凄く強いということでした。3着にはこれまた私の予想に反して、外国馬の中でも人気薄の方であるタイガーテイルが入りました。

 私が推した5歳世代(パステル、バド、ビコー)は仲良く(?)、4〜6着でした。彼女らなりに現時点でのパフォーマンスは発揮できたと思います。

 今日は、自らが3連続GI的中するわけないと思い、2,000円しか投入しませんでした。まあ、ある意味正解かな?・・・最近思うのは、私がレース傾向や展開予想で馬名をあげ、かつ馬券の対象から外した馬は、よく馬券に絡むということです。こんな事書くと、次から過剰に意識してしまいそうですが・・・。