<レース予想>

第36回スプリンターズステークス  新潟競馬場 芝1200m

レース傾向
秋のスプリント王決定戦。通常なら中山競馬場で開催されるが、今年は東京競馬場の改修工事により新潟競馬場で行われる。よって過去これまでは逃げ馬が中山の急坂で足が止まってしまい差し馬に有利だったが、新潟の平坦高速コースなら自ずとレース特性が変わる(→逃げ先行有利)。しかしなぜか出走11頭のうち新潟競馬場を経験している馬が1頭もおらず、現状では各馬の適性が見極めにくい。ただ平坦左回りという点では中京競馬場のデータが最も信頼できると思われる。さらに難解にさせているファクターとして雨による馬場悪化があるので、それも加味して、前で競馬が出来る重馬場巧者をチョイスしたい。

9番
アドマイヤコジーン
高松宮記念ではショウナンカンプに完敗を喫した(2着)が、今のパワーの要る新潟コースなら逃げるショウナンカンプを3番手で追走し、ゴール前好位差しで逆転できる。左回り芝は<3101>、重馬場実績は<1010>であり、7ヶ月ぶりの東京新聞杯を勝っていることから鉄砲もきく。鞍上は今夏海外で経験を積んで成長した後藤で、馬単の頭に抜擢する。

11番
ショウナンカンプ
ハナを競り合うサーガノヴェルに自厩舎の吉田が乗るため、恐らく楽にハナがきれる展開が予想される。高松宮記念で逃げ切ったスピードが100%戻っていれば楽勝だが、今回は夏負けの影響もあり、90%の状態だろうから、対抗止まり。馬券的妙味で言えば、函館SSで負けて人気が下がった分ここはむしろ買い。

1番
サニングデール
ファルコンステークスで勝っているように左回り芝は<2000>であり、血統・走法からも雨は歓迎のクチ。6ハロン戦は<4100>とパーフェクト連対でまだ底を見せておらず、1番枠を引きコースロス無く走れるし、新興勢力の中ではこの馬に今回は追い風が吹いている。

2番
ディヴァインライト
穴っぽいとこでは一昨年の高松宮記念で2着があるディヴァインライト。今年の高松宮記念でも2着アドマイヤコジーンとは0.3秒差という僅差の6着。重馬場もこなせるし、何より鞍上に今の新潟重賞で暴れまくっている田中勝を確保。

馬券作戦
 [馬単]
  9−11 40%   9−1 40%   9−2 20%


<レース結果>

第36回スプリンターズステークス  新潟競馬場 芝1200m

着順

馬番

馬  名

単 勝

複 勝

枠 連

馬 単

ワ イ ド

ビリーヴ

4

220円

4

110円

4-7

570円

4-9

960円

4-9

240円

アドマイヤコジーン    

9

130円

馬 連

3 連 複

4-11

230円

11
ショウナンカンプ    

11

140円

4-9

590円

4-9-11

810円

9-11

320円

※結果は主催者発表のものと照合してください。


<反省文>

 ビリーヴ・・・・・昔、松本伊代ちゃんが歌っていたような・・・・それはさておき、日本語で「信じる」。「信じる者」と書いて「儲ける」と読むそうな。なんで雨がじゃんじゃん降らねえんだよお。良馬場ならビリーヴ有利さ!ビリーヴさえいなければ展開の読みがズバリじゃねえか。おまけに4着には穴と言っていたディヴァインライトが来たよ。予想はイイ線いってるのに、なんでいつも馬券に結びつかないんでしょう。

 サンデーサイレンスと武豊。90年代から現在まで、日本競馬界の常識を次々と破ってきた最強コンビ。あまのじゃくな予想をしようとすると、必ずこのコンビが立ちふさがってきた。今回もとうとう産駒がスプリントGIを初勝利してしまった。サンデーは先日他界してしまったが、その後継種牡馬が綺羅星の如く残った。一方の武豊は今日の新潟は特別戦3勝を含む5勝と大爆発。このコンビに対抗して馬券的妙味を求める予想はさらに続く・・・いつまでも。