<レース予想>

第19回フェブラリーステークス  東京競馬場 ダート1600m

レース傾向
大本命馬クロフネの引退により、混沌としたダートマイル王決定戦。ここぞとばかりGI馬が10頭出走し、顔ぶれも多彩。芝ダート兼用馬のアグネスデジタル、トゥザヴィクトリー、イーグルカフェ(前の2頭はこの後ドバイを目指す)。昨年の覇者ノボトゥルー、その2着で一昨年の覇者ウイングアロー(ここで引退)。地方の代表馬トーシンブリザード(無敗の三冠馬)とトーホウエンペラー。古豪ゴールドティアラにリージェントブラフ。短距離交流重賞の雄ノボジャック・・・。府中の長い坂、そして軽い砂への適性が明暗を分けそう。

7番
ウイングアロー
7歳という年齢と前走東京大賞典10着で「終わってる」の評価から人気を下げているが、重い砂の大井での結果は度外視していい。府中のダートは<3200>と連対率100%と、とにかくハイペースの府中コースはめっぽう強く、昨年はフェブラリーS、JCダートで2着、一昨年は両方とも1着という実績を現に残している。今年もサウスヴィグラス、ノボジャックという距離に不安がある短距離馬が引っぱって、少なくとも遅いペースにはならないはずで、この馬の勝ちパターンに持ち込めそう。このレースの直後に引退式があるのだから、有終の美を飾ってもらおう!

2番
ノボトゥルー
この馬も東京大賞典で9着の後の前走根岸S(府中ダート、ハイペース)で2着に入ったことから、◎ウイングアローと同型と見ることができる。前走では59キロを背負っていたわけだから勝ち馬よりも評価できる内容だった。それが今回は57キロ、鞍上はペリエに強化と、走る条件はすべて整った。

12番
トーシンブリザード
骨折明けの前走東京大賞典は、+20キロの馬体増から3着に粘り、負けてなお強しの印象を強くした。レベルの高い南関東で無敗の三冠馬になるということは、並大抵の力ではできないし、府中コースが未経験とはいえ、血統的背景からもこの馬の未知の力に賭けてみたくなった。

3番
トゥザヴィクトリー
前に行くと必ず終いが甘くなる印象は拭えないが、昨年のこのレースで3着、ドバイワールドカップで2着、有馬記念で3着と、勝たなくても馬券には絡んでいるところがすごい。つまりは、武豊はすごい。

馬券作戦
 [馬連]
  2−7 30%  7−12 10%
 [ワイド]
  2−7 30%  7−12 10%  3−7 20%


<レース結果>

第19回フェブラリーステークス  東京競馬場 ダート1600m

着順

馬番

馬  名

単 勝

複 勝

枠 連

馬 連

ワ イ ド

アグネスデジタル

9

350円

9

150円

5-6

1300円

9-12

1350円

9-12

920円

12
トーシンブリザード    

12

210円

       

2-9

1330円

ノボトゥルー    

2

160円

       

2-12

920円

※結果は主催者発表のものと照合してください。


<反省文>

 本命ウイングアローは内々でもがきながら、ついに見せ場すらなく9着に沈みました・・・勝つまではしなくとも3着ははずさないとふんだんですけどねえ・・・。2着、3着、4着をそれぞれ▲、○、△に予想するも馬券としては1円にもなりませんでした。

 このレースを見ると、つくづく『競馬は格』だなあという気がします。アグネスデジタルは香港帰りの検疫等の理由で調教が不足していたこと、さらに目標は次走ドバイワールドカップとみてここは目イチの仕上げはしないだろうとの推測、そして調教時に固さが見て取れたことにより、自信のオミットだったんですけどねえ・・・。それにしてもこの馬、真の適性は芝?それともダート?距離はマイル?10ハロン?まさに「四次元の強さ」というべきでしょう。ドバイワールドカップもあっさり勝っちゃうかもしれませんね。四位騎手もこんどは勝利ジョッキーインタビューで「あー、あー、らすとすとれいとぉー・・・ぐっど・・・」なんて事にならないように、『サルでもわかる英会話』でも読んで勉強していきましょう。もしくは欧米人に迎合せず、堂々と日本語で喋ってやりましょう!日本馬の強さは欧米の3馬身先を走っていると。

 このダートGIも年々ハイレベルになっていってますが、前々から気になっているのが『フェブラリーステークス』というまさに取って付けただけの権威のないレース名。月の英語名ステークスと名付けられているレースは数あれど、だいたいがオープン特別か、重賞としてもGIII止まり。もっとダートマイル王決定戦をイメージできるふさわしい名前があるはずです。JRAさん、ご一考お願いします。

 <英語の苦手な方へワンポイントアドバイス>

1月 → ジャニュアリー  7月 → ジュライ
2月 → フェブラリー  8月 → オーガスト
3月 → マーチ  9月 → セプテンバー
4月 → エイプリル 10月 → オクトーバー
5月 → メイ 11月 → ノーベンバー
6月 → ジューン 12月 → ディッセンバー

  [覚え方]
  「1月は(お年玉をもらって)お金がじゃらじゃらジャニュアリー」
  「2月は(GIレースはずして)寒さでぶるぶるフェブラリー」