第123回天皇賞(春) 京都競馬場 芝3200m | |||||||||
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最も伝統ある淀の3200mで争われる古馬の最長GIレース。前走で不敗神話が崩れた昨年の覇者テイエムオペラオー。18ヶ月ぶりに復帰した最強世代の生き残りセイウンスカイ。阪神大賞典をレコードで勝ってオペラオーに挑戦状をたたきつけたナリタトップロード。外国産馬初の盾制覇を狙うシルバーコレクター・メイショウドトウ。昨年の菊花賞馬エアシャカール、と上位人気馬はいずれも食指が動く優駿揃い。伏兵陣も虎視眈々と一発狙っており、久々に混戦ムードが漂うレースとなった。 | ||||||||
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エアシャカール | |||||||
この馬のJC14着などにより中長距離路線の現4歳世代は弱いと過小評価されているが、明けて今年の古馬戦線を振り返ると、京都記念は1着マックロウ(4歳)、2着アグネスフライト(4歳)。大坂杯1着トーホウドリーム(4歳)、2着エアシャカール(4歳)。昨年の菊花賞が激烈な消耗戦だったため暮れのレースでは出走組がだらしない走りをしたが、この時期は本来明け4歳馬が急激に成長する頃。当馬も前走では馬体重が戻り、オペラオーを完封して、時計勝負への対応力を示した。もたれ癖があるが、鞍上は現在リーディングの蛯名であり、その心配も払拭された。ここにニューヒーローが誕生する! | |||||||||
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ナリタトップロード | |||||||
結果がこのレースに最も直結する前走阪神大賞典では見事なレコード勝ち。タガジョーノーブルが引っ張るタイム勝負では分が悪いとされるオペラオーに今度こそ!の挑戦状を叩きつける格好になった。調教の動きも他馬を抜いており、一度降ろされた経験を持つ渡辺のリベンジ心も相当なものと判断した。 | |||||||||
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テイエムオペラオー | |||||||
温泉療養で一回緩めた馬体を締め戻すのに3ヶ月は短すぎた。そのため大坂杯では苦杯をなめたが、この天皇賞で勝つために前走を使ったのであり、あくまで照準はここに合わせている。前走の敗退で人気が落ちている(といってもやっぱり1番人気)今回こそが狙い目! | |||||||||
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エリモブライアン | |||||||
阪神大賞典ナリタトップロードとの差1.3秒は通常逆転は無理と判断される(後ろから3番人気)が、3000m以上のレースでは<0110>とワイドははずしておらず、成長力も期待して、大穴を狙うならこの馬から! | |||||||||
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[馬連] 10−12 30% 4−12 10% 1−10 30% 1− 4 10% 4−10 20% |
第123回天皇賞(春) 京都競馬場 芝3200m | ||||||||||||
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テイエムオペラオー |
1 |
200円 |
1 |
110円 |
1-5 |
460円 |
1-5 |
500円 |
1-5 |
230円 |
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メイショウドトウ |
5 |
140円 |
1-12 |
190円 |
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ナリタトップロード |
12 |
120円 |
5-12 |
310円 |
混戦かと思いきや、ふたを開けてみれば去年の古馬中距離G Iレースで嫌になるほど見たテイエムオペラオー−メイショウドトウの組み合わせ・・・・。これで実に連続5回目です。みんな勝つために頑張っているのはわかりますが、こういつものパターンばかりでは、閉塞感で競馬人気に陰りが見えてしまうのではないでしょうか? 政治の世界でも従来の自民党派閥政治を打破すべく小泉政権が誕生しました。この政権は民意がすべてであり、国民の期待感が産み落としたといっても過言ではありません。競馬ファンの民意は一体何を望んでいるのでしょうか?宝塚記念では他馬の奮起を強く強く望みます。 最後に、セイウンスカイに。ビリだったけどお疲れさま!復帰おめでとう! |