福地Ｗｅｂ農園[マイルチャンピオンシップ]

＜レース予想＞

第１８回マイルチャンピオンシップ　　京都競馬場　芝１６００ｍ
レース傾向		秋のマイル王決定レース。ここまでの秋のＧＩシリーズの中で最も難解、言い換えればどの馬にもチャンスがあるということ。マイルチャンピオンシップといえば１番人気が連対する確率が高く、堅いレースが定番だが、１番人気が連をはずすと思いがけない高配当も・・・。そこで、今回はデータや調教重視から心情的思い入れに転換して予想する。
◎	１２番	クリスザブレイヴ
	２歳から重賞級の器と期待されたが、足元が弱く、３度の長期休養を余儀なくされてしまった。去年まではオープンで好走しても重賞になるとハナを切ってゴール前へたってしまう不甲斐ない競馬の連続。その馬が７歳秋にしてようやく本格化。関屋記念、京成杯ＡＨと連続２着し、前走富士ステークスでは念願の重賞勝ち。しかも好位差しという新たな戦法も身につけ（精神的成長）、マイルＣＳで１番人気必至のダイタクリーヴァを0.3秒ちぎっている。７歳不安説も流れているが、長期休養が長かったため、馬体はフレッシュでまさに今がピーク。今回は他に逃げ馬が無く、この馬独特のハイペースで逃亡劇を演じれば、前残りは充分考えられる。
○	１７番	トロットスター
	展開的に、クリスザブレイヴが単騎逃げしたとして、後ろのダイタクリーヴァ、エイシンプレストンの仕掛けが牽制しあって遅れる場合がある。前記差し馬２頭は瞬発力については１流ではあるが超１流ではない。となると「差し」の超１流となれば、トロットスターの出番。今年すでに春秋のスプリントＧＩを制し、ここを勝てば年度代表馬への道筋もつく。
▲	１４番	ゼンノエルシド
	今の京都芝コースは多少荒れてきたもののタイム的には依然として高速馬場。クリスザブレイヴの最も得意とするところだが、ゼンノエルシドはやはり高速馬場で行われた前々走京成杯ＡＨでそのクリスを0.7秒ちぎりレコード勝ちしている。前走のスプリンターズＳ１０着で人気を落としている今回は狙い目。ペリエへの乗り替わりも不気味。
△	２番	メイショウオウドウ
	春のマイルＧＩ安田記念で３着。去年のマイルＣＳでも３着。なのにこの低評価・・・。今回が叩き３走目で走り頃。
馬券作戦		[枠連] 　６流し　１，２，４，５，７，８（７は約３０％、他は約１５％）

＜レース結果＞

第１８回マイルチャンピオンシップ　　京都競馬場　芝１６００ｍ
着順	馬番	馬　　名	単　勝		複　勝		枠　連		馬　連		ワ　イ　ド
１	１４	ゼンノエルシド	14	780円	14	310円	5-7	590円	9-14	2610円	9-14	1110円
２	９	エイシンプレストン			9	240円					8-14	3720円
３	８	タイキトレジャー			8	780円					8-9	2600円

※結果は主催者発表のものと照合してください。

＜反省文＞

　今年の秋はクリスザブレイヴとともにあり、関屋記念、京成杯ＡＨ、富士ステークスといい思いをさせてもらいました。そして今回、多分この馬にとっては最後のＧＩ獲りのチャンスだったでしょう。結果は４コーナーでゼンノエルシドに交わされたのち、二の脚を伸ばすも８着・・・。今の京都では内側は全く伸びません（ダンツフレームも５着が精一杯）。もっとハイペースで飛ばして飛ばして飛ばしまくって欲しかったです・・・。あれではゼンノエルシドのためにペース作りをしたようなものです。昨日はへこんで、反省文すら書く気になりませんでした。

　結果は私の▲ゼンノエルシド、去年の私の▲エイシンプレストンの１着－２着で決まりました。ペリエは来日したばかりで、４コーナーから芝の状態のいい外側に持っていくあたり、本当に競馬センスがすばらしいと驚嘆しました。ジャパンカップではダービー馬ジャングルポケットに騎乗するらしいですが、あの子供っぽさをどう制御するのか注目です。