<レース予想>

第41回宝塚記念  阪神競馬場 芝2200m

レース傾向
春のグランプリ。ファン投票の上位馬が揃って出走し、外国馬や牝馬、4歳馬はいないので事実上、日本古馬の男同志の力勝負(同斤で道悪?)となった。今年の流れから言えば、現在暫定チャンプのテイエム 対 不調のグランプリ王グラスの対決。安定性のテイエムかここ一発のグラスか?グラスの取捨が馬券の鍵を握りそう。

11番
グラスワンダー
昨年の宝塚記念では、あのスペシャルウィークを3馬身離して圧勝。今年の2走の内容が全くダメ(日経賞6着、京王杯SC9着)で評価を落としているが、果たして復活はあるのか?答えはイエス。ここまでの調教VTRを丹念に検証したが、前2走時の調教の動きからははっきり良化している(追い出したときに首がグッと下がり、前脚が高く持ち上がり、ハミをぐいぐい引っぱっている)。少なくとも暮れの有馬よりもいい状態と判断できる。とすればテイエムを子供扱いにして勝ってもおかしくない。グリーングラスが亡くなり、同馬主のこの馬にとっては弔い合戦ともなった。グランプリ4連覇を果たして、是非、凱旋門賞に駒を進めて欲しい。

1番
テイエムオペラオー
グラスワンダーとは2度目の対決を天皇賞馬、ファン投票第1位、1番人気という栄誉を背に迎えることになった。その実力は認めるところだが、唯一心配なのは、2走続けて長距離を使っている癖で、中距離の流れに乗り遅れ、仕掛けが1テンポ遅れてしまうこと(現に同様のラスカルスズカが金鯱賞で3着に敗れた)である。

3番
ステイゴールド
今、ノリにノってる7歳馬。これまで調教駆けしなかったこの馬が、ここに来て生涯最高の動きで早い時計を出した。鞍上は笠松の雄、追って味を出す安藤勝己とくれば、何かやらかしそうなにおいがプンプン。イマイチ君を卒業して新境地を見せて欲しい。

8番
ラスカルスズカ
前走の3着負けでだいぶ株を落としてしまいましたが、本来は中距離血統の馬だし、テイエムに借りを返すならこういうレース(昔のメジロマックイーンとライアンの関係のような)。金鯱賞を一度使ったのも有利に働くでしょう。鞍上は世界を駆けめぐる武豊(土曜日も3特別連勝)となれば、人気より怖い存在です。

馬券作戦

 [馬連]

  1−11  80%

  

  

 [ワイド]

  3−11  10%     

  8−11  10% 


<レース結果>

第41回宝塚記念  阪神競馬場 芝2200m

着順

馬番

馬  名

単 勝

複 勝

枠 連

馬 連

ワ イ ド

テイエムオペラオー

1

190円

1

110円

1-4

1140円

1-4

1190円

1-4

570円

10
メイショウドトウ    

4

370円

       

1-10

1400円

ジョービッグバン    

10

830円

       

4-10

3550円

※結果は主催者発表のものと照合してください。


<反省文>

 グラスワンダーもいい感じで4コーナーを回っていきましたが、故障発生では伸びませんね。けががどの程度だか今の段階ではわかりませんが、重傷の場合は引退してしまうのかもしれません。軽傷で済めば、有馬記念あたりを目標にするのでしょうか?今日は負けましたが、私はまだ見捨てません。

 テイエムオペラオーは名実ともに現役最強馬に成長しました。これまでずっと使い詰めだったので、これで放牧に出してもらい、リフレッシュして秋にまた一段と大きくなってターフに帰ってきて欲しいと思います。

 上半期のG I戦線はとうとう1レース当たったのみとなってしまいました(しかも押さえのワイド)。年間2レース程度しか当たらないのだから通常のペースとも言えますが、甚だ不満の残る結果です。しかしこの競馬のページをご覧になっている皆様にとっては、「ねんいち君予想」と捉えれば、私の馬券をはずして買えば、おのずと的中確率が上がるというわけです。下半期も頑張って予想しますので、懲りずによろしくお願いいたします。