<レース予想>

第45回有馬記念  中山競馬場 芝2500m

レース傾向
今世紀最後を飾るグランプリレース。今年から天皇賞(秋)→JC→有馬と3連勝した馬には2億円のボーナスが支給されることになった途端、テイエムオペラオーがいきなり挑戦権を獲得した。注目はこのテイエムオペラオーが年間無敗で重賞8連勝、G I 5連勝(古馬中長距離の王道)なるかということ。過去にも幾多のスーパーホースがこの有馬記念に挑戦して、そのたびにきついローテーションによる見えない疲れが原因なのか、まさかの敗退を喫してきた。さあ、テイエムの取捨は?

7番
テイエムオペラオー
たしかに秋4戦目で前2走とも過酷なレースを戦ってきた見えない疲れはあるかもしれない。調教も時計が思ったよりかかって不安かもしれない。しかしこの馬のいいところは、無駄なレコード勝ちや何馬身も突き放して勝つことはせず、最小限の労力で勝ってくる頭の良さである。JC最先着馬は勝てないなどというジンクスも、これまで秋天やJCで1番人気馬が勝てないジンクスをいとも簡単に破ってきたこの馬と和田竜二には通用しない。年間無敗、古馬中長距離GI5連勝などという偉業はもう生きているうちに二度と見られないかもしれないので、ここは馬券の妙味よりもなんとしても勝ってもらいたい。気持ちよく今年を締めましょう!

1番
ツルマルツヨシ
心情的(49%)にはこちらが本命でも良いと考えるくらい。実力がありながらも前脚に爆弾を抱えているため、激しい調教ができず、使い詰めができない。それを克服するため坂路とプール調教を中心にして前脚の負担を軽くし、内臓や心肺機能の向上に努めた。またローテーションとしては始めから有馬一本に絞り、今秋2戦目の今回にピークをもってきた。◎とは昨年の有馬で差のない競馬をしているし、消耗していない今年は逆転もあり。皇帝ルドルフの血が世紀末に爆発する。

6番
トーホウシデン
これまで何戦しても◎に勝てなかった古馬達よりは、初対戦となるこの馬に白羽の矢を立てた。4歳クラシックを賑わせたブライアンズタイム産駒がその年の有馬記念に挑戦した場合、過去の3頭(ナリタブライアン、マヤノトップガン、シルクジャスティス)とも勝利しているし、今年の4歳世代は弱い云々はまだ早計かという気がしている。

 
該当馬無し
 

馬券作戦

 [馬連]

  1−7  80%   

[ワイド]

  1−6  20% 


<レース結果>

第45回有馬記念  中山競馬場 芝2500m

着順

馬番

馬  名

単 勝

複 勝

枠 連

馬 連

ワ イ ド

テイエムオペラオー

7

170円

7

120円

4-7

330円

7-13

380円

7-13

230円

13
メイショウドトウ    

13

170円

       

7-12

1730円

12
ダイワテキサス    

12

770円

       

12-13

2900円

※結果は主催者発表のものと照合してください。


<反省文>

 今世紀最後の(この言葉ももう食傷気味ですが)有馬記念では、いいもの見せてもらいました。年間無敗、古馬中長距離G I 5連勝、重賞8連勝、総獲得賞金額17億円、どれも幾多の先輩スーパーホース達が成し得なかった大記録、大偉業です。しかし何よりも今日の勝ち方。中山2500mという少しの紛れが命取りになるコースで、あんなに後方で馬群に包まれたにもかかわらず、狭いところをこじ開けて追い込んでくる姿は圧巻でした。この馬の真の強さを感じさせるパフォーマンスでした。来年も国内で走るプランらしいので、どこまで連勝を続けるのか、もしくはどんな馬がストップをかけるのか、見守っていきたいと思います。

 メイショウドトウはG I で4回連続 2着で、いずれもテイエムの後塵を拝しましたかあ。競馬に「たられば」はありませんが、テイエムがいなければこちらが大記録を達成していたんでしょうね。年度代表馬はテイエムで仕方ありませんが、こちらにも何かあげて欲しいです。着差は縮まりつつあるのだから、来年こそ雪辱を果たしてください。

 私の○ツルマルツヨシは4コーナー手前で競争中止してしまいました。左前脚の靱帯断裂で予後不良こそ免れましたが、競走馬としての機能は絶たれてしまったそうです。

 続いて▲トーホウシデンは見せ場無く、14着に敗れました。これでまた「今年の4歳は・・・・」と言われてしまうのかもしれませんが、今年の菊花賞がそれだけ過酷であったということではないでしょうか。アドマイヤボスは5着しているし、私は今年の4歳をそう軽く扱いたくありません。

 今年のJRA競馬は今日で全日程を終了しました。来年は馬齢の変更(今の4歳馬は来年も4歳と表記される)があったり、ダービーと菊花賞に外国産馬の出走が認められたりと新たな試みがあります。私の今年の戦績はボロボロでしたが、来年はさらにパワーアップして、この競馬のページに帰ってきます。

 一部のこのページの来訪者の方に「ちっとも当たらねえな!」と叱咤激励されましたが、G I 戦20レース中1レースしか当たらない人間の予想データというのも貴重なのです。つまりその買い目をはずして自分が買えば、当たる確率が確実に上昇するからです。人生の二者択一の場面では、80%も当たる占い師より10%しか当たらない占い師の方が利用価値は高いのです(10%しか当たらない占い師の言った逆の行動をとれば90%成功するというワケ)。

 来年のフェブラリーステークスで会いましょう!よいお年を・・・